【半蔵門ビジネス雑談】20180208 今からECサイトなら
ECサイトが普及し始めて、あるいは、ネットで物販が普及し始めてからどれくらいたつだろう。OECDがネットでのネットでの消費者保護を提唱したのが1999年で、ECサイトはそれ以前からだから、少なくとももう28年以上は経過した。その間にECサイトは数えきれない数となった。消えたものも数多くある。
日本では、いったいどれくらいのネット販売サイトが稼働しているのか?
上記サイトの分析では、約189万店舗だそうだ。
モールの店舗数合計 74万7658店舗
ショッピングカートの店舗数合計 11万894店舗
インスタントECの店舗数合計 100万店舗
パッケージの店舗数合計 3万3058店舗
スクラッチ開発 5000店舗程度と推測
また、これだけあっても、例えば「物販のEC化率」は、5.43%となっており、
今後まだまだ新しいEC店舗は増加していくだろう。
驚くのは、
これからECをやろうとする企業で、今だに、
「ECに参入すれば低額投資ですぐに成果がでてくる」
と考えている人々が少なくはないということ。
1996年ころからECサイト構築に関わってきたが、そのころから言われて来た初歩的で、基本的な心構え的な、甘く考えてはいけないよ的な、こととしていわれていたような、
- 売り物があるからとりあえず売ってみよう
- あるもの全部ならべみよう
- ネットに出せば検索してもらえるだろう
- 出せば自然に売れていくだろう
- サイトがあればみんな来てくれる、誰かは来てくれるだろう
というような考えで始める人が、
少なくないということだ。
すごく初期のころは、確かに、出店それ自体がニュースにもなったので、出せば人がくるという時期もあったのだが、今では、前述のサイト数を見ても推測できるように、出店自体はニュースにもならないし、出しただけでは多くのECサイトに埋もれてアクセスされないということになる。
だからといって広告費をかければいいというものでもなくて、下手な企画では悪目立ちしてしまうだろう。
どうやってみつけてもらうかが大きな課題なのは明白だが、結論からいえば、ウルトラCとなる一発必殺!の解決策ではなく、
- 費用対効果を踏まえたネット広告
- 実店舗があればそれを活かした方策
- ブログなど自然な口コミ
- facebookなどのSNS連動
そしてなにより、
- 他にはない商品
そしてこれらの活動への見えない投資が必要となってくる。楽して儲かることは、
ない!!