半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

バッテリーあがりと押しがけ【御散歩雑談】20180417

バッテリーあがりと押しがけ【御散歩雑談】20180417

 

月曜の夕方、会社から最寄り駅に降り立ち、駐車場へ向かう夕暮れ時。自分の車が見えて来た。あれ?ライトがついている?まさか!!嫌な予感。走りたい気持ちを抑えつつ駐車場へ入ると、やはりライトがボンヤリと点灯している。やってしまった。。。

案の定バッテリーがあがっていて、スターターキーを廻してもチッというだけで、セルが廻らない。バッテリーあがりだ。

古い欧州車で、コンピュータは内蔵されていない、空冷のエンジンは、電気系統が非常に弱いのだ。すぐにバッテリーが上がってしまう。

 

しかし、古い欧州車のコンピュータ内蔵なしの空冷エンジンは、スターターが廻らなくてもエンジンが始動できる。

そう!押しがけだ。

押しがけを知らない人も結構いるのではないだろうか。普通、車を始動させるには、セルを廻して、点火させ、エンジンを廻す。そしてギヤを繋いで車輪を廻す。それが普通だ。そういうメカニズムだ。

しかし、今回のようにバッテリーがあがって、セルがまわせなくなった場合、車を押して、先に車輪を回転させ、エンジンへ、その動力を伝えて、其のタイミングでギヤを繋いで、点火させる。これが押しがけだ。押してエンジンをかけるから。ちょっとテクニックが必要なのは、ギヤを繋いで点火させるために、ある程度のスピードが必要なのと、クラッチをセカンドにしておいて、そっとギヤを繋いで始動させるコツがある。

それと、文字通り、押してかけるので、押してもらわないといけない。そして、運転席では先ほどのコツを駆使して、始動させるのだ。オートマ車では押しがけはできるのかな?原理的にはできないのでは?惰性で押してあるいは坂道で前進させることはできても、手動のクラッチがないから2速にゆっくりとつなぐことができないだろう。それどころかミッション内部にATFが回っていないので焼きつきを起こしてしまう。

 

さて。。。

 

今回は自分しかいない。そのへんの見ず知らずの人に頼むわけにもいかぬ。

 

実は、これは初めてのケースではないのだ。借用している駐車場は、出口が下り坂だ。そして、公道に出たすぐ先の路地がまた長い下り坂。押さなくてもおそこまでいけば惰性で走れる。押しがけには最適。経験済み。

 

出口までハンドルを外から抑えて押し、出口手前で乗り込み、もう一押し。坂にゆっくりと入り、公道へ、そして路地へ。セカンドギヤでゆっくりと半クラッチでギヤを繋ぐと。。。ブルルルン!!

よし、無事始動。

しばらくエンジンをアイドリングさせ、少しだけレギュレーターから自己充電するのを待ち、無事に家に帰り着いたのだった。

改めて充電器に接続して、バッテリーを充電。無事にバッテリーも復活した。

やれやれ。