「お客様は神様」の本来の意味(はてな1150記事)【半蔵門ビジネス雑談】20180515
高齢者クレーマーが増えているという記事をよく目にする。実際に自分でもみかけたこともある。彼等は、高度成長期の製造からサービスへ移る時代を作り、生き、クレームがサービスを進化させたことを、自分たちがその立役者だったことを自負している。事実そうだったのだろうと思うし、日本を豊かにしてくれたことを認めるし、感謝もしている。
しかし、一つ言えるのは、そのクレームの姿勢の背景に、歌手の故・三波春夫氏の「お客様は神様でございます」のフレーズがあり、その解釈を間違えている(であろう)ことである。
即ち、
お客様(消費者)は、(消費社会にとって)神様(のようなものなのだから)でございます。(だから、敬い、従い、支えなさい。神さまに仕えるように)
と、解釈している。
さもありなんとは思う。
しかし、言葉の発信者である歌手の故・三波春夫氏の言葉の意味は違っている。真意は、公式サイトにも掲載されている。
『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです』(前掲 公式サイトより)
歌手の三波春夫さんにとって、(歌は、芸事は、神の前で雑念を払って奉納するようなものなので、歌を聴いていただく、今コンサートにきていただいている)お客様(来場者)は、(歌手にとって)神様(のような絶対者なのですだから)でございます。
消費社会で、購入者であるお客様(消費者)が買ってくれることが最大の目的なのだから、その声を聞きニーズに応えることは大事なことであり、買ってもらう製品やサービスを作る大きなヒントとなるだろうが、なんでも聞いてしまうことではありえない。
ちなみにわたしも高齢者の仲間入り近いが、この部類ではない。。。筈!!!
ただし、たまにクレームはします!!
笑
(はてな1150記事)