恒例寄稿2018 新川電機様【半蔵門ビジネス雑談】20180531
ありがたいことに、本年度も、昨年、一昨年に続いて寄稿させていただく機会をいただいた。今年は、以下3編をそれぞれリライトしたものだ。テーマは、”働き方改革”。6月から3ヶ月に渡って掲載していただける。
http://www.shinkawa.co.jp/times/column/e-mandai.html
働き方改革が話題となっている。裁量労働制については、議論が錯綜し、まだまだどうなるのか予断を許さない。制度的な仕組みは、ブログで意見を述べても“遠吠え”になってしまうので、もっと身近に実践できる「働き方改革」について、検討してみよう。
私が自分で会社を始めたのは、海外での訴訟での証言を遠隔地からできる方法としてODR(Online Dispute Resolution)に着目したからだ。ITの発達とブロードバンドネットワークにより、映像も音声も安定的に使用できるようになった昨今、これを使って働き方の改善にも役立てることができそうだ。
そこで、私が実践している遠隔地間業務についての、試みをご紹介したいと思う。いずれも実験途上ではあるものの、効果も出しつつある。
まずは、3つのITツールについてご紹介していこう。
3つのITツール
議事録2.0
離れた地点にいるスタッフ間で、共同作業的に文書を作成することができるクラウドツールを前回ご紹介したが、議事録をとるのは伝統的なOJTの一つと認識している。議事録ととることで、業務への理解だけでなく、その後の業務の進行にも貢献できるような議事録の活用のヒントになりそうなアイデア。
散歩ミーティング
お行儀の悪い印象のある立ち食い立ち飲みだが、立ちながらやる会議=散歩ミーティングというアイデア。
働くこと。
かつては、仕事にありつくという表現がぴったりくる時代もあった。そして石の上にも3年。振り落とされないように仕事に職にしがみつく時代を経て、仕事は生き方、好きな時に働いて自分らしい人生を生きるための糧だという捉え方もある。仕事は人生だ、生き甲斐がという人だって沢山いる。
働くこと。
就社。就職。フリーランス。都会こそ成功の場所だ。いやいや。故郷の自然にあふれた環境こそ人間らしい。云々。
働くことも含めて正解を選ぶのではなく選んだ道が正解なのだということではないだろうか。正解を選ぶのではなく選んだ道を自分にとって正解にしていくこと。それが働き方改革のキモなのだ。
(はてな1166記事)