「闇金ウシジマくん」で気持ちを持ち直す【読書/映画感想】20180627
どちらかというと5月病より少し前に心理的に凹む時期がくる。なぜだかは不明。不安になり、投げ出したくなり、逃げ出したくなり、隠れたくなり、閉じこもりたくなる。木の芽時というやつか?春の息吹で草花が生き生きとしだすころ、元気を失うのはいつものことだ。若い時はあまり気にならなかったが、やはり、こんな年齢になると敏感に感じる。
実は、人類や動物の行動に影響を及ぼしているのは樹木や草花だという説を聞いたことがある。動けない彼らは食物になることによって、動物の行動に影響を及ぼしている。平和と戦争も植物による自然淘汰のコントロールだという。
ところで、こんな時は、「闇金ウシジマくん」のTVドラマかコミックを読むことにしている。
これはエグいドラマだ。
ウシジマくん率いる違法な闇金COWCOWファイナンスと金を借りにくる客、彼らはみんな道を踏み外し10日で5割の違法な闇金からしか金を借りられず、しかも借りた金をパチンコ、風俗などに使ってしまい、返すあてもなくまた借りに来る。パチンコをやめられない主婦たち=奴隷くん、風俗にはまってしまった=風俗くん、読者モデルで一花さかせたい=ギャル夫くん。金を返せずさらに違法な手法で金を調達することに手を染め、ロシアの漁船や沖縄の風俗に売られてしまう多重債務者たち。こうなってはいけないと戒めるには強力なインパクトだ。
見ていると怖くなる。自分が落ちなくても、身内が落ちてしまったら?助けられるか?見捨てられるか?それが最大の怖さだ。
そして、凹んでいてはいけないと我に還るのだ。