なんにでも正直が本当に正しいのか【御散歩雑談】20181116
Amazonのプライムビデオで米国のドラマを見始めるとやばい!ホントにヤバイ!
例えば、「SUITS」。
シーズン6まで月額定額の料金で見られる。1シーズンは、16話など。それぞれ10数話ずつある。1時間/1話だから1シーズは16時間。6シーズン見ると、112時間。1日1話見ると平日だけだと6ヶ月かかる。ついついもっと見てしまい、仕事にならない。
で、この「SUITS」。
法廷や和解の駆け引きなどはドラマの主要なテーマだから沢山登場するが、それ以上に嫉妬や憎しみ、恋愛や裏切りなどが次から次へと展開される。すぐに興奮して怒り狂い、さらに、みんなわがままで身勝手で自分の感情優先で嘘をつきそれを言い出せずに隠し、心や人間関係もズタズタになっている。
弁護士たちは、法に基づいて行動するからなのだろうか?ドラマ中では、いつも自分の責任でないことを主張し、勝つために騙し、裏をかき、宥め賺す。このドラマの彼らは米国だからだろうか、直情的で、法廷のように相手を怒らせてボロをださせるようにばかり行動するように描かれている。
そして、非常に非常に気になるのが、やけに正直にこだわるところだ。
裏をかこうとしておいて、指摘されるとすぐに認める。それは、彼らの職業として偽証を非常に重大な問題と考えるからか。正直に言う、その結果、さらに問題を大きくしたり、致命的に関係を破壊したりもするのに、そこだけは譲らない。ドラマでは、主人公にまつわるたった一つの秘密だけは守り抜くのだ。そしてそれが次々と問題を増殖させていく。
やはり正直が正しいのか。
一方、レイチェル役のメーガンマークル(先日イギリス王子と結婚した)秘密を抱えることに耐えられず、相手を傷つけることも構わず、自分の負担を減らすように、言ってはならない秘密を打ち明ける。そして大切な人を傷つけ、それによって自分も傷つき、楽になるはずがもっと厳しくなる。
正直が本当に正しいのか。
墓場まで持って行くべき秘密だってあるんじゃないかと思う。
正直でないといけないんだろうが、しかし。正直が本当にいつもどんなときも誰にとっても正しいのだろうか?