「一般的に」は、一般的でない【半蔵門ビジネス雑談】20190130
友人がいうには、一般的には「文書作成といえばワードでしょう」ということだ。それはそうかもしれない。では一般的に表計算といえば?「それはエクセルだろ」それもそうだな。この2つのソフトウェアは早い時期に先行して市場を形成し、継続的な画期的な機能の進化と充実により他の追随を許さない地位を築いた。
ただ、私は生粋のマックユーザーで、自宅のPCは稼働しているものだけでも、5台。東京オフィスにも3台。眠っているものが3台で、都合11台がある。マックでの表計算は、Numbersというソフトが標準だ。文書作成では、Pages。プレゼンテーションでは、Keynoteが標準だ。一般的にはと言われて直感的に同意できない感覚もある。
さて、一般的にスマホといえば?
IPhoneか、Androidかな。Androidには多くの機種があり、一般的にはという定義はできないだろう。
しかも、私はBlackberryユーザーである。(これはちょっとひねくれすぎかも)
TV会議といえば?
Skypeかな。でも、最近よく使うのは、Zoomである。相手によっては、Google hangoutのときもある。
ではメッセージングといえば?
LINEでしょ?いやメッセンジャーだよ!いえいえ、Slackでしょうよ?WhatAppだってば。Wechatしか使わないよ。
実際には、「一般的に」は、一般的でないことがわかる。ある時代には、主流は本当に主流で事実上も主流だった。巨人、大鵬、卵焼き。だれもがそれが好きだった。アンチもある意味、それが気になるからアンチになるのだ。確かに一般的があったのだ。
実際には、「一般的に」と言い切れなくなっている。言えるとすれば、それは本当にスタンダードになる大きなくくりくらい。例えば、
次世代の自動車といえば?
「自動運転?」。
大きなくくりではそうだが、これとて、実用車が登場すれば、一般的に自動運転車といえばという問いには、多くの車種が登場するはずだ。