「会社」にはどれくらいしがみつくべきなのか【半蔵門ビジネス雑談】20190208
優秀な社員ほど会社を辞めるという。
なぜ「優秀な若手」は会社を辞めるのか 調査で分かった、なるほどな理由
その理由は、
会社への不満
があることが多いが、
- 給与
- 福利厚生など待遇
- コミュニケーション、人間関係
- ブラック企業
会社に満足していても辞めて行く人もいる。優秀な社員ほどだ。その理由は、
チャレンジ理由
- 仕事領域を広げたい
- もっと能力を発揮したい
- 転職の誘い、ヘッドハント
- 別の世界で能力経験を活かしたい
- 海外で働く
- 転職の機会が減っていかないうちに
など。あるいは、
生活環境、体調、体力
- 激務で体を壊した
- 子供が生まれ休日をとれるように
と、前向きな理由からも多いそうだ。
ある知り合いの男性も、会社の環境変化により、待遇面が変化していきそうだという。その場合、報酬が減るようなら転職するかもしれないらしい。
自分には、以下の理由から経験からのアドバイスがしにくいことに気がつく。自分の時代は、景気がよかったせいもあり、実は(業界内なら)どこにいっても同じような待遇だった。だから、新しい環境で新たな人間関係を作ることにパワーを使うことの無駄感を感じてしまい、転職に踏み切ることはなかった。(今思えばそれは後悔の一つでもある)周囲の意見も、転職の危険のほうが現在のままいくよりも高く感じていた人が多かったように思う。
一つ言えそうなのは、
キャリアを捨てるような転職は避けるべきだということだ。つまり、営業職なら営業職へ、エンジニアなら技術職へ、経理職なら経理分野へというように、経験が活かせるようにするべきと思う。もし、新しい分野へ羽ばたくなら、それなりのスキルや知識は身につけるべきであろう。以前、元タレントの若者を採用したことがあった。彼はいわゆるめげない根性は素晴らしいものがあったが、それに加えて自力でITのスキルを身につけて来ていた。少なくともそういう自己投資はするべきと思う。
禁止事項は、「ブラックでもないのに逃げるための転職」だ。
ブラックな環境、ブラックな企業なら逃げるしかない。自殺に追い込まれてしまわないうちに逃げるべきだが、単に今がいやだから、何かが気に入らない、という理由で、違う環境へ逃避してしまうのはさけるべきだ。きっと移動した先でも同じ状況になり、また転職を繰り返すパターンに陥る可能性が高い。
”ここじゃないべつのどこか”症候群に陥らないように。。。