ポイントがコンフリクトする【半蔵門ビジネス雑談】20190426
年初からLINEペイを使い始めた。
これは非常に便利。お釣りがでないのがいい。使える範囲はまだ狭いが、自分の消費行動範囲もそれほど広くない。コンビニ、コーヒーチェーンで使えれば通常の生活では不便はない。ポイントも貯まる。
しかし、このポイントが競合するのはどうするか考える必要がありそうだ。すでにポイントはあちこちでに存在し、それぞれのポイントが範囲を拡大する提携を進めている。複数のポイントを使える店は多いが、基本的にポイントは併用できないのが普通だ。
よくいくコンビニ1はファミリーマート。ファミマでは、Tポイントが貯まる。私はTポイントは持っていないので、LINEペイで支払いLINEポイントを貯めるのが単純明快だ。
自宅最寄り駅前のローソンでは、ローソンポイント(PONTAポイント)が貯まり、支払いはセゾンカード経由のVISAカード。ここでLINEペイを使うとLINEポイントが貯まるが、PONTAポイントとの同時利用はできない。PONTAポイントは、VISAカードとも連動しているので、個人的な飲食でも使うが、多額のポイントはここに貯まっている。これまでPONTAに貯まっていたのがLINEポイントを使うとそちらに変更となる。PONTAポイントのメリットの一つがJALマイルへの加算で、それが使用モチベーションの一つだったのだが、LINEペイを使うとそれが薄れてしまう。LINEペイの登場でコンビニ利用パターンが変わってしまう可能性が出て来た。
ポイントがモチベーションでローソンだったのが、これなら東急ストアのほうが安上がり。大げさに言うならば生活パターンがポイントのコンフリクトにより変わってしまうかもしれない。
おまけ的だったポイントが、ポイント戦略が、消費生活に影響する時代になったのだ。
こうしたコンフリクトが出てくると色々策を練っても集客に繋がらないかもしれない。そうなるとイケアのようなポイント=その店でのみ使えるようなわかりやすさのほうが、顧客にも店舗にとってもよくなってくるだろう。
ポイントがコンフリクトし始めて、もしかすると、ポイント戦略も変化していくのだろうか。