半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

アベンジャーズ/エンドゲームの3時間

アベンジャーズ/エンドゲームの3時間【読書/映画感想】20190621

 

前作インフィニティーウォーで、サノスのストーンパワーによる指パッチンで、全宇宙の50%の生命が消失してしまった世界。生き残ったスイパーヒーロー達が、キャプテンマーベルとともにサノスと戦い消失した仲間を取り戻すために再び立ち上がる。そしてまさかの結末へ。

marvel.disney.co.jp

中国では、映画館でネタバレを叫んだファンが袋叩きにあったり、過呼吸で救急搬送された女性が出たりした話題作で、エンドゲームとサブタイトルがついているので、エンドなのかと期待を込めて観に行った。

映画の内容よりも3時間の上映時間はトイレに行きたくなったらどうするか、我慢できるかということのほうが重要な気がしていた。

思ったよりトイレに立つ人は少なくて、自分たちもなんとかしのげたのはよかった。

一番の悩みはトイレにいくにしてもいついくかということ。早めにいってもギリギリ我慢していっても、席を立っている間に見るべきシーンがすぎてしまわないかということ。あとから、XXのシーンが重要だったね、よかったね、感動的だね、という情報を聞いても、そのシーンにトイレに行ってしまって見られなかったというのが最大の後悔になりそうだもの。

エンドゲームというだけあって、集大成的に過去の作品のエピソードや関係性が伏線となるやりとりが随所に散りばめられていて、ニヤリとしたりきゅんとしたり、そういう楽しみもある。しかし、見ていない作品や覚えていない作品からの伏線回収は、意味がわからないので、意味がわからなかったことすらわからないという、知らぬが仏状態のことも。

お客さんの中には欧米人の人も多く、笑いが起こるポイントが少しだけ早いのが、字幕を見ている日本人との差を実感した。

f:id:emandai34:20190511234329j:plain

そして以下ネタバレ。見る場合はそのつもりで。

やはりみんなを救う手立ては、タイムトラベルであった。前作では登場しなかったアントマンは、量子世界に飛ばされていてそこでの時間経過は何年でも現実世界では数秒だという関係から、ストーンがサノスの手に渡る前に効率よく集めてくるということになり、チームに別れて各世界,各時代へ飛ぶ。首尾よく全てのストーンを集めてくるものの、ナターシャはソウルストーンと引き換えに命を落とし、ネビュラはサノスに記憶ファイルを覗かれて全てを知られてしまう。そして、気を取り直して、ハルクが指パッチンでみんなを復活させるが、サノスがストーンを一気に奪うために地球にやってくる。復活したアベンジャーズたちとサノス軍団の戦いとなり、ストーンの奪い合いとなるが、最後はトニーが奪ったストーンで起死回生の指パッチンでサノス軍団は消滅し勝利するが、負担が大きすぎたトニーはなんと帰らぬ人となる。

葬儀が行われ、キャプテンが石を返しにいくが、戻って来ない。と思ったら近くにベンチ人老人が一人座っている。それは、石を返しにいったまま自分の人生を送り年老いたキャプテンだった。キャプテンは、盾をファルコンに譲るのだった。

 この作品は時代を映すのかもしれない。

女性のスーパーヒーローが一致団結するシーン、そして、黒人のヒーローが次世代を担うことを匂わせる。

 過去は変えられない。たとえ、タイムトラベルが実現しても、生き直すことはできず、単にそれはそれぞれの未来となるだけだ。だからこそ、今を一生懸命生きるのだという変わらぬ真理に気付かされた。