Gmailに届かない【半蔵門ビジネス雑談】20190624
5月の連休明け、たくさんのメールがエラーとなって返信されてきているのを発見した。それも、定期的に送っていたものや、管理しているSNSから自動的に送信される通知メールが、だ。
よくよく見ると、戻ってきているのは全てgmail。改めて思うのはgmailを使っている人が多いことだ。
さて、困ることの一つは、gmailで登録しているプライベートSNS利用者への通知メールが届かないこと。その旨をメッセージングツールなどの別手段でその旨を通知したが、いつまでもそのままでは不便であり原因を調べなければならない。パートナーエンジニアに調べてもらうと、どうやら一定の条件で送られたメールがgmail側で迷惑メールと判定されているということだ。
ただしその判定ロジックは非公開なので外部からの対策は難しいようだ。
情報によれば、特定のIPなどがgmail側で不信なIPとして登録されると、そこからのメールが全て迷惑メール判定となり受信されなくなっている模様。メールサーバーレンタルをしているサービス事業者ごとに対応をしているのだが。。。
- NTTコミュニケーションのWebarenaでは、ウィルスチェックを外してあり、調査対応中である。
- GMOでは、リレーサーバーを用意して、gmail、Gsuiteへのメールについてのみ、リレーサーバーを経由して送って回避しているそうだ。
(ただし、相手側のロジックがわからないので、こうしたリレーサーバーも迷惑判定されるようになる可能性もあるので注意が必要である。)
gmailやGsuiteでは、ホワイトリストへの登録機能を用意しているそうだが、メールが到着していないことは、gmailユーザーは自分では知ることができないので、送信者がそのことを伝えてホワイトリストに登録してもらうことになる。対策が取りにくい問題だ。
Gmailがメールの受信チェックを厳しくしているのは、gmail利用者にとっては不信なメールを受信しなくてすむのでよいことなのだが、推測されているのは、過去にスパム的な行為が確認されたドメインが丸ごと拒否対象になっているということらしいので、送り側としては怪しくないのにドメインごと拒否されてしまっては対処できないのではないか。
長い休みのせいもあって、コミュニケーションが詰まっていた休み明け、メールが使えないと仕事ができないという現代的問題に直面した令和元年の10連休明けである。