同郷の人々【北毛再起動】20190722
大学生になったときに故郷を離れたので、すでに42年も経っている。同じように故郷を離れている同郷の人々、同級生もいる。彼らも同じように故郷を離れ都会で暮らしている。同じように思っているだろうか。
人口数万人の小さい市だが、そんな彼らと広い東京で偶然に出会うこともある。
(1)30年前に、渋谷の駅前で幼馴染の女性とすれ違った。あれ?と思ったがやり過ごしてしまった。でも、やっぱり、あれ?と思って振り返ると、彼女も振り返っていた。実に10数年ぶりの再会だった。
(2)同じ頃、ある著名人の息子で業界では有名人の音楽家とCDを作る仕事をした。刺激的な仕事であった。
その後、音楽プロデューサー名鑑が手元に郵送されてきた。何気なく捲る。そういえば同級生が音楽プロデューサーだったなと思い出し探してみる。
いた。
調べてみると前述の著名人の息子とも仕事をしているようだ。
そんなつながりで仕事をしてみようということになった。
(3)ある日、病院にいった。待合室で、呼び出された名前が聞き覚えがあった。
「XXXXXXさん」
後日、本人にあって確認するとやはりそうだった。彼には、Webサイトへの記事を出してもらった。
不思議なものだ。広い東京で、同郷の人に出会う偶然。運命か。
(4)前々職のオフィスの裏のレストラン。勤務してからずっとランチに通って来た。
ある夜、飲みにいったとき、故郷の話になった。お互い田舎だから知らないだろうと牽制しながら素性を明かすとなんと同じ故郷の市の出身だった。
(5)最近では、赤坂のバーで同郷のしかも隣町の女性と出くわした。話をしてみると両親は後輩らしい。
(6)さらに、事務所の合い向かいの居酒屋チェーン。数年通っているが先日、若い店員が話しかけてきた。
「沼田の人ですか?」
仲間が来ていたTシャツに沼田と記入しているのを見て話しかけて来たそうだ。
不思議なものだ。
広い東京で、同郷の人に出会う偶然。運命か。
同じ故郷の人々が目立たないが広い東京で頑張っている。いずれきっとまた新しい出会いがあり、自分以外の人々も出会うだろう。
不思議なものだ。