アダルト栄枯盛衰【半蔵門ビジネス雑談】20190820
この話題は、ビジネス雑談かどうか疑わしいが、ある意味でのビジネスの盛衰かと思うので、あえてビジネスネタとして。
需要は、デジタル化によってネット経由で満たされている。東京オリンピックが開催されることにも関係しているだろう。許容されてきた様々なことが見直され、当たり前とされてきたことがそうでないとされている。
思えば思春期の頃だ。
こうした成人誌は店頭にあっても買うのは躊躇われていただろう。そもそも、思春期=未成年=そんなものを買ってはいけないのだが、好奇心からどうしてもみたくなるものの、小さい田舎町、すれ違う人の殆どは家族や親族、ご近所の誰かの知り合いで、小売り商店は町中の人を知っている。買えるわけがない。結果、町外れにある自動販売機のある車の休憩スポットにある自動販売機へいくのが、中学生、高校生の大冒険であった。
大学卒業が近づき、遅かりし就活を始めたが、志望は出版関係だった。友人経由の紹介で、ロッキンf(えふ)という音楽雑誌の出版社に応募した。最終面接五人まで残ったが結局新卒ではない経験者が採用された。どうしようかと迷っていたとき、ほかの出版から内定が出た。それは、いわゆるビニ本の出版社だった。給料もボーナスも破格だった。迷ったが、結局、IT企業に就職した。
アダルト本に就職していたら、丁度定年を迎えた今年、会社も消滅していく渦中にいたかもしれない。
時代の移り変わりを実感する話題だ。