スタンピード(大暴走)【読書/映画感想】20190908
お盆休みの日、映画「ワンピース Stampede」を観にいく。
ネタバレあり。
子供ばかりだと思っていたら意外にも大人多し。最年長かと思っていたら少し年上ぽい人もちらほら。しかも、孫や子連れではなく大人連れ。ワンピース人気と歴史のなせる技。
能力者のインフレは激しく、もはやスーパーパワーのオンパレード。特に、覚醒能力者による自然のものをも、自分の能力の支配下におけるのはチートすぎる。もっとも、クロコダイルは初期の難敵で彼も砂を自在に操ってはいたけれど、最近の能力インフレはいったいどうしたら倒せるのかと絶望しそう。
でも、作品中の
「おれは一人だからこそ強い」
という信念と、
「仲間がいるから俺は強い」
という信念のぶつかり合いは、館を出た後も、心の中で自問自答を繰り返させる。
「ここにいるやつらとやるなら絶対できる」
こんなふうに心から信じられるのか。
作品中では、これまで出てきた強敵、味方が入り乱れて少しずつ登場し、一致協力?して戦うシーンは、「仲間がいるから俺は強い」のテーマの体現だ。ゾロがイッショウと、クロコダイルがロビンと、アプー、キッド、ボニー、ベッジ、らの最悪の世代、バルトロメオ、キャベンディッシュのドフラミンゴを倒した共闘、昔からのライバル、スモーカー、たしぎ等々。青キジ、ボンクレーが登場しなかったのは寂しい限り。
ビジョビジョの実の能力者アンは、本編でも登場してほしい。
そして最後はウソップの仕掛けが勝敗を決する。
主人公は実は弱くて逃げ腰だけどやるときはやるウソップなのかなと少しだけ思う。