交通網麻痺考【半蔵門ビジネス雑談】20191018
9月初めの台風通過後の朝、首都圏に向かう交通網や成田からの交通網が麻痺し通勤や旅行者の移動に大きな影響が出た。
通勤時間が1.5時間、2時間、5時間
私と次女は少し遅く出た首都圏に向かう私鉄、地下鉄、全部が各駅停車で数台待って乗り、冷房も弱ったすし詰め車内、苛立つ乗客、無気力につり革にも掴まらない人、本を読むために自分の位置を固持する男性、そんな中でも携帯ゲームに没頭する人、滴り落ちる汗も拭えないちょっと太った男性、通勤には30分のところを1.5時間かかった。
長女の旦那は、電車でいけないと判断し車で出発。やはり都内のオフィスまで5時間かかったそうだ。折しも東名高速道路から首都高が閉鎖中で車が一般道に流れて来ていたところ。
別の日。やはり首都へ向かう私鉄が停止。迂回路線に回る。みんなが迂回路線に回るので迂回路線が大混雑。やはり2時間かけて出社。汗だく。
インフラ系?
もしお仕事がインフラ系のことなら、自分があるいは同僚が出社できなければインフラすなわち市民生活に影響がでるのなら、どうにかして出社する使命感は当然だし、なんとかできれば出社しようと思うのは当然 ー 自分ならそう思う ー そしてインフラ利用者はインフラが利用できるように出社してほしいと思うだろう。
そうでなければ、例えば、メールや電話やコンピュータへのリモートアクセスで行う書類の仕事量があるなら、交通網が元に戻るまで自宅や最寄りの場所で行えばいい場合もあるだろうから、そこは出社しないという選択肢を連絡した上で自主的に決定してもいいかと思う。事後報告でいい。
みんなが?
よく聞くコメントは、
「みんながいっているのに自分だけいかないのは。。」
「評価が。。」
その状態ならみんなも行けていないはずだ。たまたま交通網に影響のなかった人が対応してくれるだろうし、評価ならその人をあげる評価にするべきなのでは?
成田の場合
これはいける人がいけばいいというわけにはいかない。
経験では、2016年の大雪の際、欧州の出張から戻って来たとき、やはり成田は麻痺していた。空港バスは全面ストップ。タクシーもわずかしかはいってこられない。成田エクスプレスも全面ストップ。私が到着したのは夜10時だった。乗り換え便のトラブルでブラッセルから直通のはずが、シャルル・ド・ゴールまで戻され、そこから数時間待ってのやっとの帰国で疲れまくっていたので、なんとか少しでも早く帰りたい。
交通インフラ、道路インフラは、自然環境影響による遮断に対しては、なるべく早く回復できるような事前策と対応策を練ってもらうしかない。それこそ、災害時にも対応できる交代制現地対応などになるのだろうか。その点では、すでに対応済みだろうし検討もされているだろう。
成田エクスプレス
成田の場合、鉄道インフラ、特に成田エクスプレスについては、改善の余地大いにありと聞く。私が遭遇したケースでも、朝まで待ってやっと動き出した成田エクスプレスに順番を待って乗車したが、これがまた進まない。各駅停車状態。各駅でまた待たされる。なぜかときくと在来線と同じ線路を使うからだという。一番早く都内にいけるはずの成田エクスプレスが実は在来線状況に左右されるという罠。(注:その時点で聞いた話ベース。あるいは雪のためやむなく在来線の上を走ったのか?)
東京オリンピックを控え、早めの台風が来るかもしれない、大雨がふるかもしれない、それを真剣に考慮対応しないとヤバそう。