伝えたいこといくつか【半蔵門ビジネス雑談】20191224
先月だったか、育成なんてしたくないとひねくれたことを書いた。
けれど、もう少し遡ると、育成していない寂しさを書いたりもしていた。
そして経営の観点からの後継者育成の意味なんかも。
で、結局、多少なりとも、何かを残しておきたいという色気が。役にたつかどうかは別として。。。笑
過去に、自分も上司にその後の仕事人生で大きなヒントになることをいくつも学んできた。それは上司の意図として伝授されたものも、自分が勝手に「これは!」と気がついたものもある。
以下のチームプレーは、意図的に伝授されたこと。
『ラグビーでは、ケガをしたり心が折れてしまった選手はすぐ交替となる。チームプレーとは、勝つための手段なのであって、 チームでプレーすることを目的としているのではない。よくあるスポコンドラマのように、仲間が励まして、落ちた戦力の部分をスーパープレーで救って・・・などというのはありえない。それだと、9の力しか出せなくなった選手を10の力の選手が助けたとしても、10の選手のプレー力は9になるだけだ。しかも、その選手のポジションに必要な力が9に低下するので、結果的にはあいてからみると戦力が2(ケガ選手が−1、助けてもとき既に遅し)落ちていることになる』
『チームプレーとは、弱った選手を補うことではない。もし仮に自分が弱ってしまったら、何事もないようにプレーをし続けて同僚の足でまといにならないようにするか、弱った選手は進んでベンチに退き、勝つための力の出ない選手を容赦なく交代させ、勝つために10+10を20以上にするためのチームを維持することだ』。
でも、これを実践するのはとっても難しい。全体を管理するリーダーと、特定のチームを引っ張るマネージャーは別人でなければならない。そうでなければ、将来を見据えてその試合を捨てることもでてくるからだ。
別の上司からは、やるならプロに徹せよと。
フリーランスならプロのフリーランスに、サラリーマンならプロのサラリーマンに。特定の職種なら、その職種のプロフェッショナルに。
例えば、イベントの企画マンとして上司の指示に反論があるなら職種のプロとして意見を具申すべきであるが、上司の指示が覆らなければ、改めて上司の指示に従って、プロの部下として実行する。それがプロのサラリーマンであるということだと。
これも実践は難しい。ともすれば、ただ上司の指示に盲目的に従うだけでも、そのように見えるからだ。サラリーマンは時間を売っている面もある。だからその時間はどう使われようが従うのが契約だ。しかし、それではあまりに悲しい。自分の時間を切り売りするのだから、それを充実させたい。自分の能力を反映させ、自分の影響力で職場を動かしたい。しかしそれが叶わぬ環境になってしまったのなら、せめて実行に全力を注ぎたい。そして、上司や指示者からの要望に応えることで、やり直しや、クレームや、できない部下扱いを避けることがプロのプロたる所以だと。
どちらも反論ありだろう。実践しろとは言わない。
しかし、これらは私が改めて誰かに伝えておきたいことである。