警視庁公安部 片野坂彰 動脈爆破(濱嘉之)【読書/映画感想】20200422
日本の新動脈を守れ!悪の連携vs警視庁公安部
カッパドキアで日本人男女誘拐しかも一人は現役外務省職員
捜査から浮かび上がる中東、中国、韓国を結ぶ悪の連携と日本の重要施設をターゲットにした陰謀が明らかになる。
警視庁公安部シリーズ FBIでも一目置かれる情報マン 片野坂彰の活躍。
海外で出会った安全だと思っていた日本人男女が誘拐され、実は一人は日本人パスポートを盗んだ中国人テロリスト、日本人は外務省職員でテロ情報調査担当。盗まれたパスポートは韓国に遊びにいってナンパされた日本人女性から盗まれたもの、犯人は同じ手口で日本人女性を食い物にしていた。そして、中国は日本のリニアモータカーの完成を措置すべくトンネルの爆破をオリンピックに合わせて実施しようとしていた。
小説に書かれてしまったことで、小説のなかのことが実際に起きうるリスクになってしまった。これらは、スパイ小説のようであるが、可能性として考えられるリスク。でも、おそらく、「そんなことがまさか」と本気で心配されてはいない。日本のリスク管理対策はキチンととられていると信じたい。まるで表面化されていないことが、そのあかし。
秘密は秘密であることを秘密にしなければならない。