二つのセミナーとツール zoomとmeet【半蔵門ビジネス雑談】20200609
7月と11月に別々のセミナーに関わることになった。関わっている人は同じようなメンバーが重複しているが、使うシステムが異なる。
一つはzoom(学会A)。もう一方はmeet(シンポジウムB)である。
両者の選定ポイントは、同時聴講者の数、双方向性のニーズである。
1 学会A
学会Aは、参加者200名程度。発表者が発表し、質疑がある。例年のリアル会場では、学会なのでそれなりにランダムな質問が飛び交う。
例年だと質疑はそれほど多くないが自発的にそれなりにある。質問者をあらかじめ用意する必要はない。
このケースでは、ミーティング形式がマッチする。
聴講者間の活発なディスカッションはあまり想定されないが、学会なので、久しぶりにあう研究者同士の雑談も活発だ。開始前や休憩時間もあるので、その間でも参加者同士のコミュニケーションが図れたほうがよい。
一方、研究発表中は、主催者がコントロールできたほうが運営的にはよい。質問はチャットでもできる。パネリストが話している間に事務局的な役割の人がそれらをまとめて質問タイムに順次回答するようになろうか。これは、実際の学会でも休憩中に質問用紙を提出してもらう運営と近似だ。
発表者が資料を画面共有で見せながらの説明なので、参加者の顔自体を移すのは質問者になった場合だろう。
尚,有償アカウントは幹事の教授の所属大学が契約している。
2 シンポジウムB
シンポジウムBは、業界の協会が主催の年次シンポジウム。テーマによって参加者は50名〜200名まで差が出るが、例年シンポジウムだと200名程度になりそうである。ただし、今回は状況判断で参加を絞る施策は可能である。
このケースでは、ウェビナー形式がマッチする。
出席者同士、聴講者間の活発なディスカッションはあまり想定されない。また、質問者を主催者が許可して発言するなどコントロールできたほうが運営的にはよい。質問はチャットでもできる。パネリストが話している間に事務局的な役割の人がそれらをまとめて質問タイムに順次回答するようになる。
発表者が資料を画面共有で見せながらの説明が中心となり、参加者の顔自体を移すのは質問者になった場合なので、質問者のマイクミュートを解除することになる。
尚,幹事の事務局がGoogle Meetの有償アカウントを契約している。
この場合、改めてzoomの有償アカウントをシンポジウムのために契約するか、meetで運用で対処しながやるか思案が必要だ。
3 インフラ
いずれのツールも本体はクラウドにある。だから、メイン部分のインフラは何も工夫はできない。せいぜい、より安定したネット接続環境を使うということくらいか。特に、講演者、パネリストの所在地では、固定電話回線によるブロドバンドで、Wifiではなく有線LANで接続しておきたい。
4 会議ツール
zoomかmeetが選択肢になる。
Skypeもいいが、同時表示画面が最新の話者4人4分割までで、残りの参加者は小さい円の中に表示になるので、話さない人はいつまでも表面に出られない。学会やシンポジウムには物足りない。
(1)ライセンス別参加人数
・zoomの場合 同時参加人数 料金
基本ライセンス :100 無償
プロライセンス :100
ビジネスライセンス :300
エンタープライズライセンス:500
・meetの場合
参加上限数
G Suite for Education 100
G Suite Basic 100
G Suite Business 150
G Suite Enterprise 250
(2)視聴者PCセッティング
・zoom
zoomアプリケーションのダウンロード・インストールが必要
・meet
ブラウザで利用 インストール不要
(3)1度に表示される人数
・zoom 50名
・meet 16名
(4)招待方法
・zoom リンクをなんらかの方法で送る
・meet 相手のカレンダーに登録される(アカウント必要)
細かな比較は意味あるのかな。。。
結局、同時表示される人数が多いほうがいいような気もするし。