通勤パラダイム/リモートワークバラダイム【半蔵門ビジネス雑談】20200731
これまでも老舗の経営破綻は起きていた。
トイザらス、シアーズ、バーニーズニューヨーク、Jクルー、JCペニーとアパレル系が多かった。ネットで購入することができるようになり、定番系のブランドは、サイズさえわかれば買えるネットに負けていく。
コロナ禍は、ネットへのシフトも進めたが、そもそもの通勤、出社を抑制し、毎日きていくスーツ、シャツ、タイなどの需要に影響する。確かに私も、Yシャツは2枚/週だし、スーツも同じく。タイやハンカチも新しく買うことは止まっている。
リモートワーク、在宅ワークは、様々な既存ビジネスにもマイナス、プラスの効果をもたらした。プラス効果は、リモートワークに関わるIT系、通信系事業者に恩恵をもたらす。マイナスは、かなりの広範囲に渡るだろう。
- 衣服(スーツ、シャツ、タイ、靴、バッグ、クリーニングサービス、。。)
アパレルの購入の減少から始まり、その周辺のサービスに影響しだす。つぎはクリーニング産業か。
- 食(朝のカフェ、弁当、ランチ、ディナー、会食、歓楽街。。。)
飲食店は2ヶ月近い自粛、再開後もディスタンス座席で客数半減、閉店する店が頻出している。今後も継続的に客足が遠のく。そのまま会食は減り、接待は減り、夕食も減る。
- 通勤手段(電車、バス、通勤定期、。。)
- オフィス(レンタルオフィス、賃貸オフィス。。)
富士通が在宅を基本とする方針に切り替え、定期の支給をやめた。鉄道事業への影響がでてくる。通勤時がらみの飲食も影響する。合わせてオフィスの縮小でオフィス不動産系が圧迫。
通勤パラダイムに戻れば、既存ビジネスを取り戻せるが、リモートワークバラダイムなら縮小、消滅する事業がでてくる。
見れば見るほど、通勤しないというのは影響の大きいパラダイムシフトだ。
追記:
家飲み増えて、 酒屋さんも実は上向き業界か?笑
そうなると次は胃腸薬めメーカーもいいかも。