リモートワークで会議が短くなった【半蔵門ビジネス雑談】20200819
マイクロソフト社が、リモートワーク導入後の変化を分析している。
記事では、4つのポイントが分析されている。
- 会議が短くなった
- 管理職は苦労し、部下にはいい影響があった
- 仕事とプライベートの境が曖昧になった
- 社員同士の繋がりは断たれなかった
会議は短くなり、回数が増えた。
隣同士の近い席での個別雑談が減り、話の脱線が減ったことも影響している。会議への参加が個別の場所からになり、ここでも雑談による脱線が起きにくくなった。また、移動時間がなくなり、会議の集合に遅れにくくなったことで、開始時間も守られるようになったことは、大きな変化だ。会議数が増えたのは、会議のあとすぐに別の会議ができるようになったことで、時間調整もしやすくなったことも一因だろう。
実際私が参加しているある会社の定例会議でも、会議時間が短くなった。以前は、2拠点にそれぞれ数名ずつが集まって2〜3拠点間の会議だったのだが、リモートワーク徹底により、全員が自分の都合のいい場所から参加できるようになったため、集合時間のばらつきがなくなり、開始時間が守られるようになったこと、会議中に拠点内での雑談脱線が減ったこと、進めやすくするために、議長役が事前に資料をGoogle Docsに整えているため、議事進行が明確になったことによるものと考えている。
管理職、調整役はちょっと大変に
増えた会議数については、全員が集まる会議に備えての下打ち合わせ会議もネットでやるようになったためだ。例えば推進役は個別に複数の人と事前のミニ会議をすることになり会議時間は増えた。管理職で部下が多ければこの傾向は増幅する。こうした打ち合わせは15分ほどなので、喫煙室トークがなくなった分がこうなったと分析されている。
仕事とプライベートへの境目
仕事場所への移動時間がなくなったので、例えばランチタイム周辺の時間の構造は変わった。ランチへの移動、ランチ、ランチからの戻りだったのが、リモート(在宅)ワークでは、移動は限りなく短くなり、ランチして休憩して、仕事への戻りも移動なしでいける。また、通勤や帰宅への移動もないので、ギリギリまで仕事、ギリギリまで休憩となり、ちょっと机に向かうとメールがきていることがあると、その対処もやったほうがいいことはすぐやるなど、自分の判断で行うようになり、ますます仕事とプライベートへの境目はあやふやになるのは必然的だ。
みんなが初のzoom飲み
TV会議での飲み会の話題はマスコミでも取り上げられているし、多くの人が体験している。新たな繋がり方として、今の所は珍しさも手伝って、これまで以上に飲み会が行われている傾向でもあるだろうか。
私も、ずっと参加できなかったあるプライベートな異業種交流団体の勉強会兼飲み会?に1年ぶりに参加した。これまでいつも時間調整ができなかったが、今回は仕事関係のスピーチをセッティングしていただいたこともあり、なんとか調整できて、楽しいひと時を過ごした。これは私の初zoom飲み。
今のところ週に3〜4回のリモート会議に出席している。これが新しいワークスタイルになってきた。