「聞いてないよ」理論は崩壊した【半蔵門ビジネス雑談】20200825
ダチョウ倶楽部の定番ボケ、「聞いてないよ〜」は大好きだ。
台本にない、予定されていないことをやらされる、慌てる、準備できてない、そしてひどい目にあってしまい、大騒ぎになる。そして、嘆く。「聞いてないよ〜」
これが面白いのはお笑いだから。
あーあ、ひどいことやらされて大変。でも、面白い!!それで成り立つ。
仕事でも、「聞いてないよ〜」の場面がある、そして「聞いてない」を、賛成しない、協力しない、サポートしない理由にする企業人は少なくない。実際に何度もそんな人に出会ってきた。
手前味噌だが、自分では、失敗したり、損をしたり、予定外のことが起こった時に、そのセリフというかそれを理由にすることを、その発言を、しないようにしてきた。「聞いてない」をできない、やれない理由にしないように。
つまりそれは、自分の配慮のなさを認めると考えたからだ。
「聞いてないよ」というのは、自分の仕事に関係している誰かの、あるいは誰かに依頼した仕事の結果や質による影響を把握できていないということに他ならない。
そうした関連仕事の出来栄えを、事前に予想し、対策し、打つ手を用意する、この場合、対策というのは、まずは「予定どおりか」確認することだ。それを事前に聞かずに直前になって遅れている報告を受けて「聞いてないよ」というのは、配慮がなかったことになる。
そんな考えを同じように述べている方の記事。
メガネスーパーの社長曰く。
「聞いてないよ」は、
- 「他のメンバーから情報を伝えるに値しない人材と思われている」ことを宣伝する行為。
- 「いや、おれは聞いていない」と言うのは、無能(情報取集能力がない)であることを自ら表明しているようなもの
- 営業から聞いていない、本部から聞いていない、人事から聞いていない……。「聞いていないから何もしていないし、何もできない」これでは回らない。
(以上記事より引用)
ある日仕事で聞いてないことが増えてきたことにきづくかもしれない。
- 本当にあてにされていないのかもしれない
実際仕事をしていると、情報がはいらなくなってくることに気がつく。それは、素直に、「あてにされていない」のだと悟り、あてにされるような行動に変えていくか、アピールをしていくかするしかない。
- 情報収集能力
日々の情報収集やコミュニケーション、周囲の動きなどから察知して自分から状況を把握しにいかないと入ってこなくなるし、今やメールやSNSでキャパシティオーバーの関連情報は飛び交っている。それを全部吸収することはできない。関連情報や状況を見極める情報取集能力が衰えたかと自問する。
- ボケた?
手を抜いているわけではないのに、聞いてないよが増えてきたら、それはもしかすると。。。
と書いていた矢先、聞いてないよを言いたくなる事件発生。
FTPでデータをコピーする役目なのだが、コピーする場所などですれ違い発生。 コピー時間4時間を無駄にした。理由は場所情報の確認で双方に落ち度。自分からすればちゃんと教えてくれなかったから。。と言いたいが、知識がなかったことも確かである。 聞いてないよ、は無知の証かと思いなおし。
星崎氏の箴言。
「聞いていないと言うのは恥ずかしいこと。情報は自分で取りに行け」。