「信頼できる人」として紹介した人【半蔵門ビジネス雑談】20200910
数年前、とあるプロジェクトで、顧客先の要望に応えてコンサルタントを紹介した。業務移管に伴うシステムの立ち上げ。既存業務が関係会社と既に構築されていたので、その関係をベースに新会社内に新システムを構築する。
一般的なシステム構築にありがちな紆余曲折を経て、半年後にはなんとか稼働にこぎつけたが、最後のほうで客先から呼び出された。
客先責任者曰く。
”彼はラストスパートで素晴らしい働きでした。
ただし、xxxxxxの際の手際が悪くて困りました”、
”彼はODR社(当社のこと)はxxxxxを知らないと指摘していましたよ。〜まあ最後の数日の活躍は目覚ましかったですが”。
依頼した人を悪く言うのは直接ならいいが、それを飛び越えて客先にもらすというのはどうかと思うし、それは、「関係者のことをそのように言う人」と捉えられ、本人への信頼もなくすと思う。
責任者は言う問う。
「あなたのことは信頼している。その信頼しているあなたから紹介された人も信頼する。この前提で、彼の言う(ODR社(当社のこと)はxxxxxを知らないという指摘)は、どう捉えたらいいんだろう?意見を聞きたい」
難問。
当社を信頼してもらっていて、その紹介者も信頼できるはずと言っていただいたのだから、彼の言葉も信頼できるはず。しかし、それは自社のノウハウ・スキルを否定する言葉だ。
そうです。彼は信頼できますので、当社はそのノウハウ・スキルがありません?が正しいのか、
いや。彼は違っています。当社はノウハウ・スキルがあります。なのか。
そうなれば、信頼できない人を紹介したのか?信頼していたのに。。となる。
指摘の意図としては、
技術者としてはスバらしいが人物的にどうかなということ。
技術的にはよかったのだが、人物的には間違っていた。そうした人物を選んで提供したことに対してのご指摘だった。
反省しかない。