半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

TV会議にライブブロダクションスイッチャー Black Magic

TV会議にライブブロダクションスイッチャー Black Magic【半蔵門ビジネス雑談】20201023

 

TV会議やウェビナー、参加するほうも、主催するほうも、そろそろ慣れてきたところだろうか。また、ツールのほうも高機能化され、便利な機能が次々と付加されてきている。なにせ今が稼ぎどき。投資のチャンス。これからもどんどん出てくるだろう。

 

たとえば、

  • Teamsでは、プレゼンしているスライドに話者の動画を合成できるようになり、
  • mmhmmでは、同じように動画と話者を合成することが簡単にできるようになっている。
  • zoomにも新しい機能が盛りだくさん。
  • Google Meetsでは、ホワイトボードJamboardが呼び出せるようになった。

ただ、課題もある。

機能によっては、聴講者も全員がバージョンアップされていないと効果が出せなかったりする。私の愛用Macでは最新のzoomはインストールできない。直前に参加を決めた聴講者のサポートは、講演が始まってからでは難しい。

 

そこでもう一つの選択肢をご紹介したい。ライブブロダクションスイッチャー Black magicだ。

Black magicといえば、世代によっては、サンタナのBlack magic womanという名曲を思い描くかもしれないが、これは、

「複数の映像をボタン一つで切り替えて出力したり合成してリアルタイム出力する」

なかなか優れたキカイである。

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何ができるのか?

例えば、講義中に、[図1]のようにパワポのスライドを共有して出し、話者の自分の動画を右下に出しておきたい場合、操作は、

 

【TV会議ツールだけで行う場合】

1)画面共有で、パワポスライドを選ぶ

2)話者をスーパーインポーズで表示するにはTeamsを使わなければならないか

3)あるいはパワポであらかじめ動画編集しておくか

4)mmhmmを使ってあらかじめ編集しておくか

しかも、全員のバージョンアップが前提だ。現実的には、TV会議ツールだけで行うのは、なかなか大変そうだ。

 

[図1]

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では、Black magicではどうなるか。

[図2]

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【Black magicで行う場合】

Black magicでは、最大4台までの機器を接続して、切り替えたり、合成したりして、1つの映像として出力することができる。その出力をTV会議に繋いだPCに繋げれば、Black magicのボタンを押すだけで、個別に、あるいは同時に合成できる。

例えば、上の図では、Black magicの1に接続したwebカメラ(PC)と2に接続したパワポのプレゼンスライドを合成して、TV会議の画面として出力することができる。webカメラの表示位置もボタンだけで瞬時に切り替えられる。あくまで、webカメラの映像として出力されているので、相手側の環境には影響しないのも重宝するポイントだ。

 

前述のように、多地点から異なる環境の参加者に同じ映像を届けるのは技術的な課題も多い。

環境が整わない場合=聴講者全員がバージョンアップされていない場合や、最新のツールがインストールできない場合、聴講者のサポートが難しい場合には、Black magicの検討は価値がある。

 

Black magicの課題はなにか?

PC一台ではできないこと。プレゼンとカメラを重ねて表示するには、それぞれにPCまたはカメラが必要であること。このことと前述のTV会議ソフトだけで行う場合の課題との比較となる。

 

当社では、機器の貸し出し、サポートも行なっているので、お問い合わせください。

リモートでデモも可能です。