半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

ドメイン毀損の防御の藪蛇

ドメイン毀損の防御の藪蛇【半蔵門ビジネス雑談】20201105

 

ドメインを管理していると1日に何通もセールスメールが届く。

  • もっとセキュリティを強化しよう
  • WHOISに届くメールを転送します
  • SSL対策は済んでいますか?

 

こうした中に、

  • アダルトを想起させる拡張子を、アダルト業者に抑えられる前に押さえておきましょう。

というのがある。.adult、.porn、.sexなどなど、自分のドメインにこういう拡張子がつけられて、アダルトサイトに使われたら、非常にイメージが悪くなるし、業種によっては致命的だ。

 

ただ、この手のアドレスを抑えていくとキリがなくなる。

ドメインを抑えるにも毎年費用がかかる。一つが1000円だとしても、100個抑えれば、100000円/年間。向こう20年商売をすると仮定したら、200万。もちろん、これはそれを抑えておくことで、得られる利益と、抑えないことの不利益のバランスだが、最近もう一つ気が付いた。

 

仮に、バランスがとれるとして、そうしたドメインをプロテクトのために抑えたとしよう。プロテクトなので使わない。使わないために抑えている。

しかし、第三者から見て、使わせないために抑えたのと、使うために抑えたのは区別できるのか?

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使わないために抑えて使っていないのに、勘ぐる人からみれば、あるいはブランドイメージを毀損しようとしている悪者からすれば、「やっぱり使うために抑えている」という中傷が成り立つ。結果、ブランドイメージが毀損されてしまう。

 

ドメイン種類は増え続けている。

抑え込むのは現実的ではない。

割り切って、プロテクトしないというのも選択肢だろう。