ドメイン毀損の防御の藪蛇【半蔵門ビジネス雑談】20201105
ドメインを管理していると1日に何通もセールスメールが届く。
- もっとセキュリティを強化しよう
- WHOISに届くメールを転送します
- SSL対策は済んでいますか?
こうした中に、
- アダルトを想起させる拡張子を、アダルト業者に抑えられる前に押さえておきましょう。
というのがある。.adult、.porn、.sexなどなど、自分のドメインにこういう拡張子がつけられて、アダルトサイトに使われたら、非常にイメージが悪くなるし、業種によっては致命的だ。
ただ、この手のアドレスを抑えていくとキリがなくなる。
ドメインを抑えるにも毎年費用がかかる。一つが1000円だとしても、100個抑えれば、100000円/年間。向こう20年商売をすると仮定したら、200万。もちろん、これはそれを抑えておくことで、得られる利益と、抑えないことの不利益のバランスだが、最近もう一つ気が付いた。
仮に、バランスがとれるとして、そうしたドメインをプロテクトのために抑えたとしよう。プロテクトなので使わない。使わないために抑えている。
しかし、第三者から見て、使わせないために抑えたのと、使うために抑えたのは区別できるのか?
使わないために抑えて使っていないのに、勘ぐる人からみれば、あるいはブランドイメージを毀損しようとしている悪者からすれば、「やっぱり使うために抑えている」という中傷が成り立つ。結果、ブランドイメージが毀損されてしまう。
ドメイン種類は増え続けている。
抑え込むのは現実的ではない。
割り切って、プロテクトしないというのも選択肢だろう。