日本国際紛争解決センターのオンライン環境【半蔵門ビジネス雑談】20201207
11月に開催された日本ADR協会のシンポジウム会場となった日本国際紛争解決センター(虎ノ門ヒルズのビジネスタワー5F)で、開催前に機器設備の確認と短いリハーサルを行った。パネリストの席順や司会者席、カメラのチルト、パンなどの操作、音響関係、動画の共有確認など、使用するソフトウェアはすっかりおなじみのZoomなのであまり戸惑いはないが、ハウリング防止などのための持ち込み機器利用のルールなどを再確認した。
時節柄会場への一般の参加者は想定せず、パネリストがソーシャルディスタンスを保って着席し、会場設備はメインカメラ、サブカメラ2台がZoomに接続し、パネリストや司会者らが発言発表する際には、カメラがチルト、パンしてzoomに配信される。通常のシンポジウムとの違いは、運営担当者がそれらの操作を行うことである。また、スピーカービューではなく手動でスポットライトにするため、その操作をする担当も必要となる。
ネットワークは詳細は非公開だが有線ネットワークが基幹としてあり、会場内にはWifiが飛んでいる。持ち込みPCはWifiに接続できるが、スピーカー、マイクはオフにしておくことが条件である。ハウリングの原因となってしまうからだ。
ほんの1年前は法律系設備のオンライン環境、IT環境の充実度は高いとは言えなかったのだが、この1年特にコロナ後の数ヶ月の進歩は著しい。
2008年に米国のマサチューセッツ州弁護士会に訪問してTV会議によるADRを進めたいという話をした際には、「TV会議無理」という反応だったのが遠い昔話のようだ。
(センターにメインカメラ、左右にサブカメラが2台配置できる。)※念のためぼかしています。
(サブカメラ。リモコンで、チルト、パン操作ができる。番号+Callボタンであらかじめ設定した状態に自動でセットされる他、手動でのチルト、パンも可能。)
(メインカメラ。固定でステージ中央から全体を俯瞰でとらえる。)
ところで、同センターは虎ノ門ヒルズのビジネスタワーにある。ビジネスタワーは、いわゆるショッピングの虎ノ門ヒルズ森タワーとは別棟なので、タクシーなどで「虎の門ヒルズへ」とだけ伝えた場合には、おそらく森タワーに行く可能性が高いのでビジネスタワーへの伝えるべし。
さらにビジネスタワー内でも正面から入って右方面に看板があるがこのそばにあるエスカレーターでは5Fのオフィスにはたどり着けない。左にあるスターバックスの脇の自動ドアを出て、右折して少し進んだ右側にあるエレベータを使う。このエレベータの行き先にも、オフィスとしか書いていないので不安になるが、目的地は5Fにあるので、Good Luck! 笑