半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

配当金もアマゾンギフト

配当金もアマゾンギフト【半蔵門ビジネス雑談】20210105

 

少しだけ出資している未公開企業が黒字化して、初の配当が出た。

時代だなぁと思うのは、アマゾンギフトで送られてきたことだ。

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配当といえば「配当金」だ。

かつては「現物配当」という企業もあったが、それは”現金がない”ようにも見えて、そんな企業の株は手放す方向に意識が働いていた。しかし、今回のアマゾンギフト券配当は、そうした伝統的な現金配当と遜色なく感じている。

配当金は、これまで通常では、配当の受け取りのための用紙が送られてきて、それを持って郵便局や銀行等金融機関の窓口に出向いて、身分証を提示して、順番を待って受け取るという物理的、時間的手間がかかるものである。それがまた好きだった。ちょっとした特別感。

最近の主流はオンライン証券。配当金の扱いは、再投資を基本に考えられている。配当金はそのまま証券口座に振り込まれているので再投資しやすい。しかし、配当金を証券購入以外の用途に使おうとすれば、引き出す必要がある。銀行口座への転送、引き出しなどの手間が生ずる。でもまあそういうものだ。

 

アマゾン配当金は、買い物のかなりの部分をアマゾンが占めている今の自分には、非常に便利で恩恵がある。受け取る方法がメールで手軽であり、おそらく配当側の手間も郵送などによる通知よりはるかに楽だろう。受け取ったメールには、「アマゾンアカウントに登録する」リンクが記載されており、そこからアマゾンのアカウントに登録するとすぐに買い物に利用できる。

 

ある意味恐ろしいな。これで証券口座もアマゾンが持ったら、かなりの取引がアマゾン上で行われるようになるだろう。アマゾンの商品リストの中に「証券」が現れ、購入感覚で投資。配当で買い物し、また再投資する。そんな日も遠くない気がしてきた。