半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

遠隔セミナー参加費問題

遠隔セミナー参加費問題【半蔵門ビジネス雑談】20210310

 

コロナ禍での緊急事態宣言による行動自粛はまだ続いている。

会議やセミナーのWeb化もすっかり普及定着してきた。開催する側も参加側も技術的には慣れてきてあまり深刻な問題にもならなくなってきたし、問題が起きたとしても対処する術も周知されてきたと言える。

運用上の課題などが明確になってきて、進行の問題、発言のコントロール、そして費用のことなどが、共有されるようになってきた。例えば、

Webで行われるセミナーなどが有償の場合、以下の問題が生じる。すなわち、

アカウントは一つで参加(参加費は1名分)しているが、モニターの前に複数人が視聴している場合は、参加費は1名分でいいのか?

という問題。

 

特に参加者が企業の場合、ある会社では1名分の参加費で、2〜3人がモニタを覗いて視聴しているが、別の会社ではそれぞれの参加者の個室などからそれぞれのPCでWeb会議に参加している=この場合、人数分の参加費を支払っていることになる。これは不公平にあたらないか、また、事前に周知する必要はないか。どのような運用にすべきか。

 

考えられるのは、

  • 何名観ても感知しない
  • 観ている人数分の参加費とする

という単純な方法。前者は、運営はなにもしない。後者は、申し込みをしてもらい参加費も回収する。問題は、参加側の善意によることになり、実際には不公平も生じることになる。

 

 

これまで実際の例で、都度、議論したり取り決めをしてきたが、それらを踏まえて、以下のように整理することでどうだろうか。

 

1)基本的には、アカウント1つ=1名とみなされる。投票や質問がある場合も1名限定。

2)複数人で視聴することは、1)の限り許容する

3)ただし、大きな会場に会員などを集めて大画面で見ている場合で、参加費を取っている場合は例外として個別に相談とし、複数人分のアカウント費用をいただく場合がある。またその場合でも、参加費が会場費に充当される場合には、やはりセミナー参加費としては1名扱いでよいのではないか。

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実際は、3)のケースを実際に相談して課金するアカウントを決めたり、裏付けをとったりする手間を考えると、運営側の手間、負担が大きくなる。

実務上は、割り切って1)2)の運用に落ち着くのではないかとおもわれる。