半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

地域通貨の遣い道

地域通貨の遣い道【北毛再起動】20210315

 

生まれ育ったふるさとである場所が廃れていくのはつらいものがる。大学以来、その土地を離れてしまった後ろめたさ、なんとかしたいという気持ち、残っている同級生たちの頑張りを思い、複雑な心境がある。なんとかしないと行動するも、地元の協力を求めようと思えば、ビジネス以外の感情にも影響され、うまくいかない場合もある。

 

そんな我が故郷で画期的な動き。地域通貨を発行し、まずは手始めに「住民票など交付請求にかかる窓口手数料のキャッシュレス支払いを開始」するということだ。

prtimes.jp

地域通貨は、行政が地域通貨と法定通過を交換する際にポイントなどを付与して実際の財産よりも多くの価値を流通させることで地域経済を活性化する。また、地域外から法定通貨を流入させ地域での流通をさせることで、地域財政よりも大きい価値を流通させる。その意味では、消費に重点が置かれるのだろうが、普及させるのにもそれなりの施策と時間も必要だ。最初に、市民の利便性を高めることに着手するのは理にかなった施策と思える。

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お金もそもそも物々交換を効率的にした発明でお金自体に価値はなかった。すかしや偽造防止技術で信頼を担保してきたわけだ。地域通貨など、暗号資産は物々交換の新たなツールとして、信頼性を行政が担保するだけでなく、ブロックチェーンなどで信頼性を担保することになるのだろうか。

携帯が生まれたときからあった世代が暗号資産をごく普通に使う。地域通貨は発行権が地域にあるということは金融的な国の役割が地方に移り分散するのか?

 

しかし、自分の地域により多くの外部資金を流入させることが望ましい。すると、次にくるのは地域通貨同士の基軸通貨化への競争か。どの地域通貨がドルに、円に、ポンドになるか?

すぐそういう競争的な考えをしてしまうのが悪い癖。

でも地域通貨は各地域で採用されれば、最終的にはパイの取り合いもあるよな。