ついつい夕方メール（You've got a mail）を送る【半蔵門ビジネス雑談】20210326
U氏が、何日も調査し問題点をまとめたレポート。力作だ。その日の夕方までかかってしまったが、就業時間終了間際にやっと完成した。さっそく関係者に送付してチェックしてもらおう。関係者にメール添付で送信した。よし！！いい仕事した！！
M氏。さて今日の仕事を終了しようと思ったら、メール受信。今朝依頼した作業見積もりの件で、質問事項があるようだ。これを返事しないと見積もりが先へ進まない。急いで、顧客先Aへの問い合わせメールを書く。今日中に返事がくるといいのだが。。。
客先Aでは、夕方の時間で慌ただしく業務がなされたいた。それでももうすぐ仕事の切りもいいので、担当者は「これが終わったら帰ろう」とラストスパート中。メール受信のアラームが鳴動する。M氏に見積もりを依頼した件で、質問。至急のようだ。この件は関係者に確認しないといけない。もう帰ってしまっただろうか。メールは自宅でも見てくれるだろう。質問を転送する。返事待ち。すぐには帰れなくなってしまった。
P氏は、出張先に到着してホテルにチェックインし、夕食を済ませた。明日に備えて、早めに就寝しようと支度を整えていると、O氏からのメールだ。添付ファイルがある。これを開くと眠れなくなる予感はある。出張から戻ってからにするか。いや。これをあとで見てやらなければならない作業がその時点で発覚するとそれはまたこまることになる。なにもないことを確認する意味で今開くか。添付をダブルクリック。。。。
こうしてみんな定時に業務を上がれなくなる。それに返信をするとさらに相手もまた帰れなくなる。夕方メールの悪い連鎖。返事は今日でなくてもいいと書いてあっても、明日にしたくない心情。明日にしたとしても、結局、気になってしまう。
夕方メール（You've got a mail）の魔の連鎖。
また、週末メールという連鎖もある。金曜の帰り際、同じように来週でいいよと断り書きのあるメールが入ってくる。返信したほうがいいかもと残業。来週に持ち越しても週末になんだか気になってしまうのもアレだ。
時差の海外との仕事だと、先方の早朝一番メールがこちらの帰宅時間に届く。送った方は今日中に返事が欲しいとしても、こちらは明日の朝以降の返信だ。
こうしてみんな週末も仕事をすることになる。
いつでも送れるのがメールの便利なところだが、いつの間にか、メールに追い立てられてしまっている。コロナで、リモートワークで、その頻度が増している。
