頑張って報われないパターン【半蔵門ビジネス雑談】20210622
当社では、取引銀行は2つ。両方とも大手で、取引先もこのどちらかの口座を持っているケースが圧倒的に多い。
ある日アドバイスをもらった。
「B社に振り込むならB社からの方が手数料が安くなる。」
A社では、オンラインバンキングの有料版を使っているが、B社とは無料版で振り込みはできないバージョン。それを、契約コースを変えれば使えるようになるとのこと。早速オンラインで申し込もうとアクセス。しかし、資料を入力して印刷して送らなければいけないのと、今の契約を解約する必要があるということが判明した。面倒と思いつつ、どれくらい手数料が変わるのか計算してみる。
現在、A社から顧客の口座B社に振り込むと、770円。
これを、B社から顧客B社に振り込むと330円。
半額以下だ。
良さそう。
しかしちょとまて。
当社のお客様は、A社に振り込んでくれるところが多い。資金はA社口座に集まっている。
B社の口座から振り込むためには、まず、
(1)当社のA社の口座からB社の口座に振り込み、
(2)そこから当社のB社口座→顧客B社に振り込むことになる。もし、振り込みが1件だけだと、
(1)770円
(2)330円
合計 1,100円
直接振り込むと、
合計 770円
1件だけだと、手間が増えて、高くなる、頑張ったのに報われないぱたーん。
振り込み3件あれば?
(1)770円
(2)330円x3=990円
合計 1,760円
直接振り込むと、
合計 770円x3=2、310円
3件あれば、550円節約、ちょっと報われる。
B社口座からB社口座への振り込み件数が多くなってきたらメリットが出る。