安売り反対 ー 値付けについて ー【たまプラビジネス余談放談】20220425
一緒に大阪出張している社長さんと会食時の話。
展示会でアーティストのご家族の作品が十数万で売れたそうな。
そして次の値付けのアドバイスを友人に求めたとき、
「売れたなら、買ってくれた人がいたなら、価格をあげなさい」
といわれたと。
「そうでなければ、買ってくれた人に失礼じゃないか」
とも。そして
「買わなかった人には、”安いときに買っておけばよかった”と思ってもらう。」
なるほど。
1点ものだからできることなのかもしれないが、値段をつける考え方の参考になる話。
自分の仕事の「価値」の自分的評価が価格だ。価格をふっかけすぎるのもよくはないが、それを最初から安めに提示するのは、自分として、仕事への姿勢としてはいいのか、自問しておくべきだろう。しかし、その次に、商売でもあるので、売れなければ成り立たない、自分的評価にこだわりすぎて売れなければ、それは自分の仕事に価値がつかなかったということだ。ここでもう一度売れなくてもいいのかという問いにぶち当たり考えを巡らす。最初から安く値付けするのではなく、考えを巡らすことに意味があると思う。