半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

この流れは正解か 自分はヤバいのか

この流れは正解か 自分はヤバいのか【御散歩雑談】20220610

※6月7日から文字サイズ拡大。

  • おかあさん食堂

 コンビニのレトルトフードにお世話になっている。自分だけでなく実家の母にもよく勧める。「おかあさん食堂」シリーズは気に入っていた。味よし値段よしコンビニで買いやす、、、かった。しばらく前に見かけなくなったので店員さんに聞いてみる。「今は名称が変わりました」なんでも、前の商品名は、「”料理はお母さんが作るもの”という先入観を植え付けるのでよくない」との理由で変更されたらしい。

  • サザエさんの象徴的シーン

 著名ブロガー、ちきりん氏がvoicyで語っている。「サザエさんもやがて放送できなくなる」。同番組の象徴的なシーン、フネ(お母さん)さんとサザエさんが料理をし、男性たちは居間で新聞を読みタバコを吸いながら待っている、これも固定観念の現れであり、その風潮を固定化する映像、これが毎週日曜日の夕方に50年近く放送され続けてきた。「その性別の役割分担のおかしさへの鈍感さに気がつかないことに問題あり」だと。子供には見せてはいけないともいっている。

 

時代の変化だ。これまであまり問題視はされてこなかったジェンダー問題、男女の役割分担への偏った認識を是とする放送、広告などへの否定。ハラスメントだという声。

 

  • リアクション芸人の死

 リアクション芸人の上島竜兵氏の死に関して、その原因の一つかもしれないといくつかの意見が出ているのが、痛みを伴う芸風がいじめを助長するのではないかという批判、熱々おでんの自主規制、これも時代の変化。さらにコロナの影響で、接触する芸風ができなくなってしまったためというのもあって彼を追い詰めたという説も出ている。松本人志氏が、「自分はあれらの芸風が悪影響とは思わない。BPOさんどう考えますか」とコメントしている。少し前はゲームの残虐性と犯罪が問題になっていた。

 

確かに自分も身体的なことを指摘され揶揄されるのは嫌であるので、極端に怒ったり落ち込んだりはしないものの、相手に同じようなやり方の揶揄はしないようにしている。痛がる人を見て喜んでいるのはいじめを助長することにつながるのだろうか、かもしれないが、それがなくなればいいというものでもないと思う。”イジる”人は、これは愛あるイジリだという人も多くいる。身近でもそう公言して他人を貶したり揶揄したりする人は一定数いる。

揶揄されるのは嫌だが、「嫌だ」と言い返せば済む程度だ。我慢が必要なほどではなく、厳密に禁止が必要なのか、いまだに自分としての結論はない状態だ。

  • 禁止路線だけでいけるか

 問題が発生するとなにかを原因にしてそれを断てば解決できるというのを否定はしない。けれど、その路線だけでいいのか。”弱き”を守ることは大事だ。即効性もありそうだ。しかし、全部が全部、全員が全員、全世界が全世界的に、同一の考えに変わるだろうか。性別による偏った差別にしても、いじめにつながる痛みを囃すことにしても、言い返す、反論することができるようにしていく、教育する、後押しすることが必要なのではないのか。多様性は認める方向なら多様な個性がふれあうことになる。そうなれば弱きを守るだけでは過保護な国民性だけではもっとつらくなることになりはしまいかと、まだ、すっきりと同調できない自分は、、、ヤバいのだろうか。