半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

議決権行使オンライン

議決権行使オンライン【たまプラビジネス余談放談】20220622

 

コロナの流れも影響しているだろうが株主総会の議決権行使がオンラインで行われるようになっている。

株主総会招集通知は例年通り郵送で送られてきたが開封すると、従来の資料に加えて「スマート行使」についての説明資料が同封されていた。

従来の議決権行使書には、QRコードが印刷され、これをスマートフォンのQRコードリーダーで読み取ると議決権行使のWebサイトが表示された。

最初の質問は、議案を一括で承認するか、個別の議案ごとに承認するか、を選択できる。一括で承認を選択すると、次の画面はそれぞれの議案に賛成する選択ボタンが押下された状態の画面。これで投票するというボタンを押すとこれで議決権行使は終了する。

www.smtb.jp

オンラインで行使しない場合は、株主総会会場に出向くか、同封の議決権行使書に賛成の場合は議案ごとにマルをつけることができるので、マークし、プライバシーシールを貼り付け郵便ポストに投函するのでそれもまた簡単なのだが、ポストにはいかないといけない。よくあるのは、あとでやろうと思って忘れてしまうこと、投函しようと思って忘れてしまうことだ。

スマート行使では、思い立ったら、あるいは開封したらすぐできるので、出し忘れや行使忘れは随分減るのではないかと思う。

現在は、スマート行使を促進するために、匿名でのアンケートに答えるとスマート行使サービスを提供している会社から景品がもらえる(かもしれない)。このアンケートも期待が持てる。性別や職業などを答えるのと並行して、おそらく会社ごとに設定できるのだろう、例えば、「オンライン行使ができてよかったこと」、「期待事項(株価や配当、事業の拡大など)」や、「開示要望」、「保有目的」などが必須項目として収集されている。これまたオンラインなので手軽だし、入力しないと先へ進めないので、データ収集が進みそうだ。事実、私も嬉々として入力してしまったぞ。

”株主総会にいくのが好き”という株主も多いだろうが、昨今の状況や複数企業の株を所有している場合は、全部の総会にいくことも叶わないので、今後はオンライン中継なども増えてくると思われる。それと合わせて投票もできるようにしておけば、株式投資をする人を増加させることにも繋がり、株式市場が進化することも期待される。所得倍増にも貢献するかもね。