半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

インボイス制度/意外なアンケート結果だが

インボイス制度/意外なアンケート結果だが【たまプラビジネス余談放談】20221005

 

インボイス制度。先月書いた記事で「今後は取引相手に登録事業者になるように促し、免税事業者も登録せざるを得なくなる」ような主旨のことを述べたが、

www.odr-room.net

このアンケート結果を見るとそうでもないのか。意外。

atmarkit.itmedia.co.jp

多くの企業は「取引先が免税事業者のまま」でも取引を継続する意向を持っていた。取引先が免税事業者のままでも、「1年間は取引を継続する」と回答した企業の割合は13.6%、「2~3年間は取引を継続する」が38.0%、「3~4年間は取引を継続する」が13.2%、「4~5年間は取引を継続する」が5.4%、「5年後以降も取引を継続する」が9.1%だった。

”多くの企業が免税事業者のままでも取引を継続する”となっている。ふーむ。普通に解釈すると、単純に取引継続だと免税事業者に支払った消費税は控除されないのでその分の預かり消費税をさらに納めることになってしまうのでは?

確かに、初年度は猶予期間があり80%は控除されるが、その後も取引継続すると答えた企業が50%を超えている。

企業側からもう少し突き詰めて考えると、

(1)初年度は確かに猶予期間とするものの、

(2)その後免税事業者も登録することに期待しているのかもしれない。また、正しく考えるなら、

(3)免税されている分は各所の交渉によって支払わなくするという可能性もある。

(4)これを禁止する法律ができるかもしれない

が、だとすればなおさら法規制前にそういった交渉が持ちかけられるのかもしれない。

 

ウチも考えねば。