野性の呼び声 バックとソーントン【読書/映画感想】20221016
ペットとして飼われた賢く、優しい大型犬がある日拐われ売り飛ばされ郵便配達の犬ぞり犬となるがまた売られてしまう。今度はゴールドラッシュの犬ぞりとなるがひどい飼い主でそこから助け出される。犬はバック、助けてくれたソーントン(ハリソン・フォード)は息子を無くした老人だ。二人は地図にない場所を目指して旅に出る。金を見つけるが、死んでしまった物は戻らない。バックは狼たちと絆を結び野生に戻っていく。The call of the wild.
犬と人間は信頼を築ける。暴力で従わせるのではない。愛情と友情と信頼。悲しみや喜びも共有できる。できるはずだ。
生涯で3頭目の犬を飼っている。基本的に、自分が行けるときは、朝夕に散歩に連れていくことにしている。朝起きると朝食前に部屋にやってくる。手をペロペロと舐めて朝の挨拶。散歩にいくのはわかっているので玄関に先導。夕方も同様。いずれも戻ってくると家にあがる前に膝に抱かれて手足を拭き取る。おとなしく抱っこされている姿はかわいい。
前に飼っていた犬はトイレの時間になると裏山に離す。30分くらい彷徨ってトイレして戻ってくる。今の黒柴は散歩に連れて行かないとトイレはしない。一人で出かけるのもたぶんできない。野生の呼び声は聴こえていないだろう。
犬と人間の関係性で好きな話がある。
猫は人間に可愛がられるとこう思うそうだ。
「この人間はこんなに私を可愛がってくれるということは、きっと、”私”は神様に違いない」。
一方、犬は同じく人間に可愛がられるとこう思うそうだ。
「この人間はこんなに私を可愛がってくれるということは、きっと、”この人”は神様に違いない」。
だから猫はいつも自分本位で、犬は人間に従ってくるのだ。。。。そうらしい。