ゲシュタルト崩壊【御散歩雑談】20230102
数年前から住所録からアプリケーションでハガキのレイアウトに自動挿入して印刷するだけの体制を整えていたのだが、昨年末、喪中ハガキを出すにあたって手書きを敢行。ついでに会社名義の年賀状も手書きを試みたのだ。。。しかし、だ。
宛名を手書きで書いていたらゲシュタルト崩壊が数回発生した。
「橋」という字を書こうとすると突然”木”辺が書けなくなる。右側の作りもなんだか混乱する。噂に聞くゲシュタルト崩壊。続け字で誤魔化すがもはや救えない。書き直し。その他にも「城」のつくりや「倫」のつくりが訳のわからない字になること数回。考えてみれば最近、”字”を手書きで書いていないのだ。メモを取る際にもスピードが必要なのでひらがなにしたりしてきたため、漢字への記憶が薄れていることは感じていたが、こんなにも顕著に出てくるとは。
ゲシュタルト崩壊は、「認識する対象の”部分”に意識が集中してしまい”全体像”を把握できなくなる現象」だそうな。カタカナひらがなでは起こりにくく、パーツに分かれている漢字で起こりやすいとか、顔の認識で起こったり、階段でどちらの足を出せばいいかわからなくなるなどのケースがある。そういえば、階段を降りるときにたまに感じることはあったかもしれない。
ゲシュタルト崩壊を起こしやすい漢字のリストには「橋」も「城」も「倫」も入っていなかったが、いずれにしても年齢をもろに意識してしまう。
”そりゃ単に漢字を忘れただけだろ?”という厳しい説もあるが、漢字を忘れてしまって書けなくなるのはイヤなので、今度から年賀状などの宛名・住所はは手書きにすることにした。唐突ながら年初の誓いなのである。年賀状仕舞はないぞ。