半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

従兄弟会というコミュニティ

従兄弟会というコミュニティ【御散歩雑談】20230113

 

亡くなった父が「いとこ会をやろう」と言っていたらしい。そしてそれに多くの従兄弟が賛同していたらしい。かつて一度やったことがあるらしく、和気あいあい楽しい飲み会だったそうだ。といいつつ、今では父のいとこ達もほとんど残っていない。父は享年91歳だった。母のほうのいとこもほとんどいない。89歳。やりたかったがなかなかやれずにみんな高齢になってしまったのだろう。

翻って私世代。親たちはそれぞれ6〜7人兄弟でそれぞれに2〜3人の子供がいたので、2X6x2=24人あるいは3x7x2=42人の従兄弟がいるくらいの大所帯。普段はほとんど合わなかったので人生の後半に一度くらいは顔を合わせてもいいかもしれないなとは思うが、その会の音頭を取るのは相当難儀だ。

かつ、昔は故郷を離れることも多くはなかったので、集まれればなんらかの協力関係や情報交流も得られたのだろうが、我々世代ではいとこ同士が生活圏も離れているし職種も違うし、身内同士の仕事の協力がやりやすい環境ではなくなっている。いろいろな意味でね。そうなると時間を作ってまで会いにきてくれるかというととんと自信がない。

あるいはそれぞれがマウントを取り合うくらいの成功を納めていればもしかすると意味があるかもしれないが、ひっそりと暮らしているとすれば、集まっても楽しくない場合もあろう。

我々の子供世代では、我々自信が少子化世代で子供も2人が多い方。うちのいとこ会は総勢5人。また若いうちだと2〜3歳の違いも話を合わせるのは大変そうでなかなかいとこ会には発展しないかもしれない。結果、誰かの結婚式か葬儀でしか顔を合わせない。従兄弟会というコミュニティは消えつつあるのかもね。