EPレコードを聴くー誰かが風の中でー 上條恒彦【御散歩雑談】20240517
この曲は、ドラマ「木枯し紋次郎」のテーマ曲である。名曲故に歌謡曲として大ヒットし、当時の歌番組にランクインして何度も聴いたものだ。上條恒彦氏はバリトンボイスで正統派、歌い出しの”ど〜こかで〜だ〜れかが〜”も厳かで素敵だし、ラストの”か〜ぜ〜のなか〜で〜!まっている〜”のエンディングの決めは見栄を切りたくなる迫力フレーズである。ラジオで「若い人に伝えたい名曲」のリクエストをやっていた。生憎運転中だったのでリクエストはできなかったが、是非ともこの曲を推したい。
最初の動画は、ドラマの映像版。主演は若き中村敦夫。長い爪楊枝を咥え、それが時に武器にもなる。無口で強くて弱気を助けるが「あっしには関わりのねぇことでござんす」と冷たくもあった。
そしてこちらは歌手、上條恒彦氏フィーチャー版。作曲は、小室等。そういえば、世界歌謡祭で小室等と六文銭と上条恒彦が、「出発たびだちの歌」を熱唱し感動した記憶がある。上条氏のミュージカル「ラ・マンチャの男」の”見果てぬ夢”も一聴の一見の価値ありだ。
「およげたいやきくん」の子門正人と間違える人もいそうだ。声も似ているものね。