ある意味キャッシュレス【たまプラビジネス余談放談】20240606
都内の小さい老舗のホテル。いい飴色に色づいた柱やテーブル、エレベータ周りの枠、静かな廊、程よい距離感、部屋は若干狭いが落ち着いた内装、そしてリーズナブルな料金、たまにしか泊まらないが気に入っている場所だ。
先日、仕事で車で都内にでかけ、会食し一泊した。チェックインする際に、宿泊カードに記入してカードキーを受け取る。。。」
あ!カードキーになっとる!前回コロナ前だが宿泊した際は、でっかい透き通ったプラスティックのキーホルダーがついたいわゆる”鍵”だったのがカードキーに!外出時は預けなければいけなかったあのキーでなくなっている。ついにデジタルに。
そしてさらに、
「お支払いはフロント脇にある支払い機でお願いいたします。」
すぐ左に、数台の支払い機が並んでいる。カードキーを入れると、支払い方法を選択し、現金かカードかの選択で、支払い終了。領収書が出てきてカードキーが戻ってくる。どうやらここで部屋情報が書き込まれて有効になるようだ。これもある意味キャッシュレス。顧客は現金を扱うが、ホテルフロントでは現金は扱わないという意味で、キャッシュレスになったのだ。セブンイレブンのレジと同じ、現金や支払いメディアの扱いをセルフ化することで店や施設のスタッフはキャッシュから遠ざかる。
老舗ホテルもこうしてデジタル社会に組み込まれたのだった。