待ち時間に何を読もうか【たまプラビジネス余談放談】20240613
病院、役所、共通する特徴の一つは、待ち時間だ。病院は予約した時間があるのに、予約時間から2時間くらい待たされることもある。役所は予約もあるが多くはランダムに行って待つ。今やどちらも1日仕事。待っている時間に何をするかは、時間の有効利用の課題の一つ。スマホでダラダラネットサーフィンもいいができれば”有効に”活用したいもの。デジタルから離れて、”本”を読むのがいい。さて。何を読むか?
先日、病院で検査から診察までの待ち時間に、「政治的」なエッセイ本を開いてみた。内容的には、固い本ではなく、比較的砕けた書き振りの本なのだが、政治本は、基本的に政治家著者の主張を土台として執筆されている。一つのテーマの話題に対して、例えば国籍差別を語ると、書き出しはやわらかいが、徐々にヒートアップし、最後には話題に関する各時事に対して攻撃的主張が畳み掛けられてくる。内容に同意していても、段々と疲れてしまう。悲しくなる。怒りに燃えてきて、こと病院の待ち時間には、ハード過ぎるかな。
「エッセイ」は、その人の”日常”の感覚をつらつらと書かれているので、緊張感は感じられないが、反対に、病気で来ている自分からすれば、「気楽なもんだな、気楽でいいな」という気分になってきて、違う意味で疲れてくる。
他にも、「文学」「エンタメ」「推理」と候補はつきない。ドキドキ楽しい気持ちになるほうが気持ちはラクになり、病気のことも忘れられるかな。マンガもいいが、”マンガだ”と分かってしまうし、”マンガかぁ”という見方もされやすい。自意識的には恥ずかしい。
それよりは”活字”のほうが、なにを呼んでいるかはさとられない(であろう)し、傾向も悟られにくいだろうから、こんなのがいいのかとも思うのである。
さあ、今度の”待ち時間”には何を読む?