クラウド+ローカルへ【たまプラビジネス余談放談】20240620
かつてコンピュータシステムはホストスレーブ型だった。中央にある制御装置に全ての機能が組み込まれ端末は入力と出力だけを受け持つ仕組み。中央制御装置に全てを組み込むのは部品コストも、装置のサイズも、装置の環境も限界を迎えた。
やがてさらに高性能の半導体が開発されサイズも小さくなり高性能のPCが生まれると、これまで端末だった場所にPCが設置され、演算を分散させるクライアントサーバー型の時代がきた。
その後今度はクラウドに全ての機能を持ち込む時代となったが、これは、かつてのクライアントサーバーとホスト型の合わせ型。多くのアプリケーションやデータはクラウドに存在する形となった。それぞれの時代にそれぞれの問題が生じてきたが、これがまた揺り戻すのかもしれない兆候。
最近の動きでは、アップルが生成型AIを自社のiPhoneに組み込むようだが、
端末側でAIの機能を持つようにもできるようだ?クラウドに全てを持たせるパワー的限界、プライバシーの問題、またAIは共通ではなく、メーカーの特徴、利用者個人が育てることになることになるのかもしれない。
コンピュータ利用環境は、ホスト=スレーブから、クライアント=サーバーへ、そしてクラウドへ、とスパイラルに進化してきた。基本構造は、中央の機種と端末機種とのつながり、役割分担、力関係の変化である。最初は、端末はスレーブ(奴隷)だったが、次はクライアント(顧客)へ格上げした。中央機器は、ホスト(主人)から、サーバー(給仕)に変化した。そしてクラウド(雲の中)に隠れた。次はパーソナルインテリジェンス=クラウドとでもいうのだろうか。