庭を眺める【御散歩雑談】20240703
庭を眺めている。
１５時過ぎ。仕事がひと段落してコーヒーを淹れた。コストコで買った小さいカップ状の容器に入った「アイスコーヒーの素」を水に溶かしてドリンクボトルから飲みながら庭を眺めている。外は暑い。蒸し暑い。まだ梅雨は明けないが暑さは激しくエアコンをつけた。冷房ではないが、除湿モード２５度。快適だ。窓の外では孫たちが水遊びをしている。時々やってきては窓を叩いて出てくるように催促されるが、「まだお仕事あるんだ。ごめんな」と引き上げる。このように庭を眺めるのは少し前までは、「こんなことしていられない」と忙しがっていた。実際に電話やメールや企画書や報告書、仕事が押し寄せていた。
最近はそうでもない。返事が必要なメールは1日数通あるかないか、委員会の時間調整も、私が参加できない時間帯に設定されたりもする。もう潔く退くべき時が来ているような感触もある。長く続いて観ていたドラマ「ブラックリスト」もシーズン１０の22回で主人公があっけない死を遂げて終了した。その主人公も最後は自分の仕事環境を処分して旅に出て、散歩に出た草原で死んでしまった。
今日は朝から一人だった。ダンボールを捨てやすいように束にして縛り、トラックの工具を整理して、宅急便の荷物を受け取り、台所の洗い物をして、もうすぐ犬の散歩に出かけよう。
それまで、もう少し、
庭を眺めよう。
