話せばわかる幻想【たまプラビジネス余談放談】20240904
話せばわかる幻想。
話せばわかる?確かに、”両者の違い”はわかる。が、話せば判り合えるかというとそんなことはない。話し合って違いが際立ちけんか別れするほうが多い。和解は平和的ではあるが、本質的にはどちらかがあるいは両方が妥協しているに過ぎない。いかに自分が妥協しなくて済むようにするか。あるいはいつも自分が妥協するようにするか。こういうせめぎ合いは内包され続けている。
自分ばかり妥協では続かない。そこでGive and Take 与えて取るという考えにもなるが、日本での美は譲り合い。give and give and finally given. とるのではなく与えて与えて譲って譲って結果として譲られる譲り合い。国際交渉では成り立ちにくい。例え交渉相手が知日派でも。
交渉相手が知日派でも、後ろに控えるスタッフは、交渉でこちらからのgiveを「勝ち取った」と理解する。Takeに来ない交渉相手になんで進んで与える必要があろうかと考える。ではTakeにいくか?そこがやっぱりgive and give and given を美とする日本人は行けない所。時に、Take and Give 取ってから与えるだと、品がないなとすら感じてくる。