ソング・フォー・ユー by レオン・ラッセル【読書/映画感想】20241113
この目線にやられたもんだ。上からの冷たい、しかしなんとセクシーな。
そして響きのいい濁声と、美しいメロディーライン。
”I've been so many places in my life and time~”
ミュージシャンが自分の仕事と恋愛を唄った曲は数々あるが、これが一番好きだな。思えば、カーペンターズのSuperstarスーパースターも、レオン・ラッセルの作品だな。あれは観客側ファン側からの視点。
”あんたのギターの音は甘く澄んで、愛してるって言ってくれたことを覚えてないの?” これは、ギターを弾くミュージシャンとの恋と別れの曲か。エルトン・ジョンのYour songも”これは君のために作った曲だ”と歌う。プロの音楽家でなくても曲は作れるだろうが、そんな風に宣言できるのはやっぱりプロミュージシャンだろうよ。
With ten thousand people watching (今まで歌ってきた)何千人もの観衆の前で
But we're alone now and I'm singing this song for you でも今は二人だけで君のためだけに唄ってる
後半が意味を持つのは、前半の、何千人の前でステージで歌っているからこそ、だもんな。来日時、九段会館に観に行った。ピアノ一台、一人で演奏して一人で歌って、感動したけど、40年くらい前で9000円。今にして思えば、高!!