たかがマナーとはいいたくない【たまプラビジネス余談放談】20241127
その昔最初にイスラエル企業との交渉に入り、来日していたイスラエルベンチャーの若い社長に初めて挨拶をした際、名刺交換をしようとした。英語で一通りの挨拶会話をした後、名刺を出す。相手は、「名刺ないんだ」という。それはそういうこともあるかなと思っていた。こちらが渡そうとすると椅子に座ってしまいPCに向かって作業を再開してしまったが、それでも名刺を差し出すと背中越しに手を出して指2本で名刺を挟んで受け取った。
衝撃だったが、「そもそも彼らは名刺交換しないからね」という情報を聞いて「仕方ないか」と諦めたものだ。それにしても、礼儀としてどうなのかとも思い、かなり心が”むずむず”した記憶がある。仮に自分がその習慣がなかったとしても、その現場での習慣があるなら「郷に行っては〜」は尊重するべきだと思う。
新首相・石破さん、別に彼を嫌いではないし、やっと手にしたポジションで活躍してほしいと思う。だからこそ、「国際会議」の場での習慣や想定される場面での振る舞いは、相手に敬意を払ってもらいたい。写真にあるように、座ったまま名刺を受けとる、握手するのは、そういう経験、習慣のないところから来た若手ではないのだし、せめてせめて、立ち上がってほしい。そうすべきだと強く思う。そこから先、相手国と何かを相談し、共同で行い、協調していくならば、ここはそんな”とんがり”いらない、今後、場合によっては敵対することもあるかもしれない。その際にも、ここでの印象が多少なりとも影響する可能性だってある。記事で”コミュニケーションに問題がある”とされているが、それ以前の動作の問題だ。(体調が悪かった)とも言われているが、だとしても、諸外国の首脳はそんな振る舞いするのか。
”コミュニケーションが苦手だって?”
立ち上がることはできるだろう。
たかがマナーとはいえない国際的な場でのごくごく基本的な振る舞いだ。切り取り記事は気の毒だなど擁護する報道もあるが、複数場面だし隙を見せないでいてほしい。
ただし、だからといって他の側面まで便乗してやたらと誹謗中傷するのはやめておくべき。基本的には応援する。
期待を込めて。