白兎の教訓の答えはblowing in the wind【御散歩雑談】20241229
日御碕神社のお守りはこのタッチのイラスト。とてもいい。
出雲神話の中で、子供の時からいまいち腑に落ちていないのがこの「因幡の白兎」。大凡のあらすじは、
海を渡ろうとした白兎は、ワニをだまして背中を渡るが、最後のワニに嘘がバレて皮を剥がれて酷い目に遭う。他の神に塩水を塗れば治ると騙されさらに酷い目にあうが、大国主命に救われ真水で体を洗って助かるというもの。
その後の恩返しもあるが、腑に落ちないのは、”皮を剥がれさらに別のものに騙され塩水で痛い目に遭う”というところがオチなら、”人を欺くのはいけない”という教訓でしっくりきそうだが、それをヒーローである大国主命が助けるというところ。悪いやつでも助けてくれるのか?と思って混乱したものだ。神話の真意は諸説もあるが、慈悲の心、先見、ウサギの動物を超えた位置付けなど、なぜ兄神を差し置いて国を納めたのかの説明につながっていく。
それでもまだしっくりこない。大国主命にはシンパシーを感じるし、大好きだが、ここだけなぜか。悪い(ように見えても)自分の人生にとって大事な場合があるぞということなのか。ものわかり悪すぎか?