民主主義下で生きるなら【たまプラビジネス余談放談】20250219
日本では石破政権、米国ではトランプ政権が始まった。マスコミでは、どんな政権でもさっそく批判口調が始まるのが常。そう思っている人々もいるだろうからマスコミも商売である以上、売れる紙面を作る、これも仕事、といいつつ思うことがある。
「最初くらいは受け入れて応援し、背中を押そうじゃないの?」
1月中旬には正式にトランプ氏が大統領に就任したが、さっそくこんな雑誌記事が目につく。
起きている現象を関連づけて、然も(さも)そういった陰謀めいた?裏側での動き?が後押ししているような記事によって批判して、足を引っ張る言論誘導。もう一度いうけど、最初くらいは背中を押そうぜ。
こういうのをAIはどんな分析をするのか。そう、AIも始まったばかりなので、AIを批判する記事が乱出する。AIの分析を評価してみようかとChatGPTへ質問。
Q.
トランプ就任に先立ってアクティビストの動きにより大手企業、スターバックスなどのCEOが交代しているが、この理由について概要を知りたい
A .
トランプ大統領の就任に先立ち、スターバックスなどの大手企業でCEOの交代が相次
・・・・・
いだとのことですが、現時点でその具体的な事例や理由を示す信頼できる情報は見当たりません。
アクティビストからの圧力による経営体制の動きは政権の動きとは関係なくありうることだし、健全な企業では業績の低迷や事業戦略の転換による”経営体制の変化更新”はいつでも起こることであり、実際、そんな例はたくさんある。でも、やっぱり関連あるんじゃないか?とさらに質問。
Q.
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社によれば、”増加している”と報告しているそうだが。。。
A.
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社の報告によれば、2024年11月までに米国企業で1,991人のCEOが退任し、これは同社が2002年に追跡を開始して以来、過去最高の数字となっています。Challenger, Gray & Christmas, Inc.
確かに同社の報告通りCEOの交代は増大しているようだが、AIは、「2024年前後のインテル、ナイキ、ボーイング社での交代は、企業が経済的・技術的な変化に適応し、持続可能な成長を追求するための戦略的な取り組みと考えられます。」と分析する。さらに、さらにシツコクAIに問う。
Q.
トランプ就任による関連するアクティビストたちの行動と関係しているのではないか
A.
トランプ大統領の就任と企業のCEO交代の関連性については、直接的な証拠は見当たりません。
しかし、政治的な変化や政策の転換が企業の経営戦略に影響を及ぼし、それに対応するためにリーダーシップの変更が行われることは考えられます。
例えば、IHIの井手博社長は、第2次トランプ政権の発足が防衛産業にどのような影響をもたらすかについて言及しています。(ダイヤモンド・オンライン)
また、J-POWERの菅野等社長も、米国の政権交代によるエネルギー政策の変化が自社に与える影響について述べています。(ダイヤモンド・オンライン)
これらの事例から、政治的な要因が企業の経営判断に影響を与える可能性は示唆されますが、トランプ氏の就任と特定のCEO交代との直接的な関連性を示す具体的な情報は確認できません。
深く質問していくとAIもちょっと押し込まれて「関連するかもぉ〜」と認めつつ、「トランプと直接的な関係は見当たらない」と断言する。それは、アクティビストがうまく動いたからなのかもしれない。
でもね。
でもね、民主主義下で生きるなら、少なくとも選ばれたばかりの政権・リーダーを、最初くらいは受け入れて応援する、背中を押そうじゃないの?
せめて最初くらいはそうでないと、民主主義認めないの?と改めて問いたくなってしまうよ。選ばれたリーダー達だって人間、やる気なくなると思うし。