めくらやなぎと眠る女(短編集) 著:村上春樹【読書/映画感想】20250329
短編集。すでに収録済みのものが中心だが、「バースデー・ガール」が収録されているので”買い”な一冊。同作は単独本でしか出ていない。そして文庫でないのでamazonでもクリック躊躇するそこそこの値段なのでとても嬉しい。読んでいるとワクワクしてくるが、中には、ん?と思い出す。そうだ。これ読んだことある!というのが何編もある。「東京奇譚集」
に収録されているのが多いのであった。9年前なので流石に忘れていたが、内容は覚えているもんだな。
村上春樹、実はずっと読んだことはなかった。
売れっ子すぎて、後発で読者参入するのに頑固に抵抗していたのだ。深い意味はなく。「ノルウェーの森」の文体がなんとなく好きになれなくて、食わず嫌いを続けてきたが、なかなかノーベル賞も取れないので逆に親しみが湧き始めて前述2016年ごろから触り始めて、今に至る。でも、実は「お〜」という感動にはならないのだが、「読みたいかも」という感情になり、よく手にするようになってきた。長編は買って失敗するとアレなので短編から。その時のいくつかの作品だ。今だに読後感がストンと落ちないがなぜか面白さが残る。それがこの作家の魅力なのだろうか。
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装丁が洒落てる。本体は英語版の表紙でカバーが半透明の特殊紙。そこに日本語のタイトルや帯文章が書かれている。持ち歩いて電車などで読む時、よく本の外側に題名が見えないようにカバーをかけているが、この本はむしろ見せたくなる。
Diary:月末が近くなってきた。2021年、2023年、この木の芽時の時期に2度入院している。精気吸い取られてる?と思ってしまうくらい、この時期に具合悪くする。月末に入院にでもなったら請求書も出せないしおおごとになってしまうので前倒しで準備。来週はまた少し寒くなるらしいので用心。