クラウド時代のサーバーレンタルに思うこと【たまプラビジネス余談放談】20250402
いろいろと経緯があり、クラウドサーバーの代理店契約を引き継ぐことになった。元は、仲間が代理店で、そこから当社および当社顧客にレンタルしたサーバーを貸し出していて、技術サポートを行なっていたが、事情で代理店が行えなくなり、対顧客のサービスや負担、手間、サステナビリティ等を考えると、当社が代理店を引き継いでいくのが一番いいだろう(短期的に、当面ね)
契約書が送られてきたので、弁護士さんに意見を聞いてみたところ、以下のようなコメントをいただく。
1 1x条1項2項「次の各号に掲げる事由のほか」「~のほか」は、例示を示しますので、
1項は(1)~(3)の品質等の保証をしていないこと、
2項は(1)~(3)の事象が生じてもデータ復旧も賠償責任も負わない、ということを唄っています。1項は、本サービスが一定の品質を備えることは保証されないか??
本サービスが第三者の権利を侵害していなことは保証されないか?念のためご確認ください。
2 13条3項
賠償義務に上限を定めるのは珍しくはありませんが、上記のとおり1項2項が文字通りであれば、ほとんどの場合、賠償義務をそもそも負いません。しかし賠償義務を負う場合でも、1ヶ月分売上相当額に上限を設定されているのは、責任が軽いのではないか、という点が気になりました。
自分でも、他のクラウドレンタルについての情報を聞いてみた。
大体どこも同じようなスタンスのようだ。
思い出すのは、2012年のファーストサーバーデータ消失事件だ。レンタルサーバー会社が何かの事故でデータ消失し、その際にもデータ保証の責任を問われる事件があった。同社も必死に復旧に努めたが、保証、補償できる範囲ではないという結論だった記憶がある。
だから結局、「バックアップを自分でとってね」となり、そのバックアップが消えたらどうするのか、バックアップのバックアップの。。。みたいなジョークめいた話がでてくる。
ひとまずこれらのコメントをクラウド会社に「一応こういうコメントがあります」として返信しておこう。法的効力があるかは不明確だが、少なくともコメントしたという事実は残しておきたい。その上で契約手続きは進めていこう。レンタルしたサーバーを代理店として顧客に提供するしかないが、そしてやはり同じ条件を提示していきしかない。
代理店としては現時点、これに合意するしかない。そうでないとクラウドサービスを扱えない。自分がこの点を改善し対応できる事業者にならない限り。本当にいいんだろうか。自問自答が続き結論はまだない。
実は一昨日、メインのPCが壊れて起動しなくなり、バックアップからデータを拾って作業継続をしているが、バックアップタイミングの1時間前のデータがなくて、そこが一番欲しい最新データだったりして、四苦八苦。誰かに任せるより自分が2か所以上にとるほうが現実的だったりするんだろう。
何かいい落とし所はないものだろうか。
Diary:Macbook Airの充電が少なくなってTime Machineへの自動バックアップしないよというメッセージが出ていたので寝る前に充電ソケットを差し込んだ。朝起きてコーヒーを淹れ、バックアップができているか見ると、あれ?おかしいな?電源の緑ランプが付いていないじゃん?と思ったらコンセントの元が刺さっていなかったという大ボケでした。