ラジオ・ガガガ 著:原田ひ香【読書/映画感想】20250418
ラジオにまつわる6話の短編集。老人ホームでANNを聴く老母、シンガポールでラーメン家店長はバスで逃亡する時に友人がくれた録音のラジオを聴く、ラジオをシナリオライターになりたいママ、子供電話相談室を聴くクラスの人気女子の秘密、ラジオドラマ作家の憂鬱と反乱。
自分は受験時代に深夜ラジオにそれほどのめり込んだ記憶もないし、リクエストハガキを出したこともない。友達が面白いからと勧めたDJの番組をちょっとだけ聞いて翌日の会話に加われるように備えただけのリスナーだったと思う。せいぜいそんなところだ。だからなんだろうか。この歳になって、前期高齢者になって、あの青春を取り戻すように、ラジオを聴いているのかもしれない。特にリモートワークではBGMとして音楽を流すより仕事に支障が出ない。つまらないトークには耳を奪われないし、音楽のようにビートでハートがドッキドキにもならないからだ。最近はラジオも、Rajikoというサービスがあり、聞き逃した番組をインターネットで1週間は聴くことができるので、かつての深夜ラジオをように必死になることもない。だからこそ聴きたい番組だけを追いかけることができるのはいいことだが。リクエストもインターネット経由でハガキより手軽だ。それゆえ膨大な数のリクエストが届き読まれる機会確率は小さい。ゆっくり話してくれるDJに巡り合うことが密かな楽しみである。
Diary:血液引き続き安定しないのが継続中。白血球とその中の好中球は安定したが、血小板が激減りで14単位以上が平常のところ、1.4で、2以下はステロイド治療レベル、骨髄検査も必要な状態まで落ち込んだ。しかし入院中の抗生剤の副作用で0.1以下までになったこともあったのでその後遺症かという可能性もあり、月曜まで抗生剤を止めて様子見となった。抗生剤をやめるとCRP抗体反応があがるのでこれも要注意なのだ。しかも体調は別になんともない。熱もないし、咳もでないし、排泄系も正常、始末悪いのかいいのか。血小板が少ないと血が止まらなくなる。あまりにも低いとそれだけでなく脳出血の危険もあるそうな。心休まらないな。来週はサザンを観に名古屋にいくのに。